七海亭七珍

某国立大学で生物学を研究。本ブログでは生物学的話題をわかりやすく提供。

2016年11月27日日曜日

睡りの科学

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脳神経科学は生物学にとって最後の秘境である。 遺伝学、分子生物学、細胞生物学を駆使して、生命科学者はこれまで多くの生物の仕組みを明らかにしてきた。 しかし、それを持ってしても脳の構造・機能は未だ解き明かされない。 「睡り」についても脳の命令で起こるのであるが、なぜ睡りが...
2016年11月6日日曜日

フェロモンで操る

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今回も『この6つのおかげでヒトは進化した』から 今回はコピュリン、女性フェロモン。 実験で、男女1組ずつの男女の双子の片方にコピュリン(無臭)を吹き付けてバーに座ってもらったところ、コピュリンを吹きかけた女性に異性が集まったという。 つまり、コピュリンは女性が男性を惹...
2016年11月3日木曜日

フェロモンはある!

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今回も『この6つのおかげでヒトは進化した』から フェロモンというといかにも怪しげな淫靡な感じが付き纏うが、それというのも日常生活で使われる場合には、「フェロモン女優」を始め、性フェロモン的な使われ方がよくされるから。 生物学的に言えば、フェロモンは揮発性の化学物質であり、...
2016年10月31日月曜日

赤ちゃんの超未熟さ加減

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今日は『この6つのおかげヒトは進化した』チップ・ウォルター(早川書房)より 以前にも書いたがヒトの赤ちゃんは超未熟児状態で生まれてくる。 http://ushitaka7.blogspot.jp/2012/06/blog-post_2...
2016年6月5日日曜日

内的死亡率は二義的なもの?

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(前回の続き) ここで更に考えを進めてみたい。 外的要因が生物の最長寿命を決めているのは理解できた。 しかし、内的要因はどこまで重要なのだろうか? コウモリとネズミが同じ体の大きさならば、体重当たりの呼吸量も同じになり、ミトコンドリアから発生する活性酸素の量も...
2016年6月4日土曜日

コウモリはなぜ長生きか?

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久しぶりのアップ。 休載空けの漫画家さんのようでなにか面映い。 先日の授業で体の小さな哺乳類ほど短命である、という話をした。 恒温動物である哺乳類は体温を保つ必要がある。 小さい動物ほど、体積当たりの表面積が大きいため、体積(体重)当たりのエネルギーが必要なため、呼吸量...
2014年3月8日土曜日

ブログ休載のお知らせ

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年度末の残務整理のため、3月いっぱいブログの更新をお休みします(´・ω・`) 新年度になりましたらまた開始します (・∀・)ノ 今後ともよろしくお願い致します m(_ _)m ハルヒの休載ほどには休みませんw
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自己紹介

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丑丸敬史
群馬高崎出身、細胞のしくみを調べつつ、休日は趣味に逃避。細胞周期制御/ストレス応答/TOR/オートファジー/アポトーシス/染色体動態。俳句つくります。耕衣/重信/郁乎/幸彦/安井浩司/阿部完市。「豈」、「LOTUS」同人。第一句集『BALSE』。サブカル成分少々。今期、キルラキルetc。アニソン。バッハ/モーツァルト/シューベルト/古楽、焼き物/陶芸、旅行、温泉、スイス旅行、絵画全般/クレー/ミロ/現代アート、バラエティ番組/どうでしょう/探偵ナイトスクープ、落語/志ん生/志ん朝/文楽/三木助
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