手前がオス、奥がメス
ニュージーランドに棲息していた(1907年に人間のために絶滅してしまったために、過去形)。
図をみてもらえば分かるように、オスメスでくちばしの形が異なる。
オスは短く固いくちばしをもち、腐った木をつついてその中の虫を探し出した。
メスは大きく曲った細いくちばしをもち、岩野裂目に潜む虫を探し出した。
このように、オスとメスはくちばしの違いを産み出すことで、餌をオスメスで分業して探すことが可能になっていた。
人間もホオダレムクドリと同様ではないか、と考えている研究者がいる。
オスメスの体型の差を性差という(体型だけに留まらずメンタルとか嗜好に関しても)。
昔、人類は体型に関する性差はなかったが、何かが原因で男性は体が大きく筋肉質になった。
ゴリラも同様な性差をもつが、その原因はゴリラの一夫多妻の結婚形態が原因していると考えられている。
ライバルを倒してハーレムの王となりメスを独占するために、オスには腕力が必要である。
では一夫一妻の人類では、どのような別のきっかけで体型の性差が生じたのであろうか?
それが男の狩りと女の採集という分業にあるのではないかと研究者は考えている。
良きハンターになるためには、身体能力、狩りのための仕掛け、道具をつくること、方向感覚が優れていなくてはならない。
これらはすべて現在の男性が女性に比べて優れていると云われているもの。
男が狩りをすることに始まる男女の分業が男らしさをもたらした。
男が狩りをしなくなった現在、男がどんどん中性化してくるのは当然の帰結なのかもしれない(笑)
ジョジョ
男らしいブチャラッティ
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