次に何が、いつ、どのくらい、食料として得られるか、全く予想できなかった。
明日のことすらわからないのに、1ヶ月、1年、10年先のこととなるとまるで雲をつかむような話となる。
長い狩猟採集社会が終わり、約1万年前に農耕牧畜社会に移行した後で、やっと近未来の食料事情がある程度予測できるようになった。
しかし、人類の脳はその長い歴史の間に先のことに関して予測できるようには進化が追いついていない。
その例が、「しっかり勉強しないと将来困ることになるよ!」というお母さんの言葉に反応できない子供。
その将来というのは、10年以上も先の話。
そんな未来のことを言われても、人はそれを現実感をもてない。
だから、ましてやそのための努力もできない。
そして、将来の利得よりも目先の利得をとってしまう。
将来豊かになることよりも、目先の利得(勉強せずに遊んでしまう)を選んでしまう。
これは、経験を積んで大人になって初めてわかることである(本能を知性が凌駕できる)。
なので、子供に大してはもっと近い未来の利得を説いて(たとえそれがうそであっても)、努力させないといけない。
たとえそれが手段であっても目的のように錯覚させる。
教育法として正しいかどうかは別問題であるが、例えば、子供に100点取ったらその日はゲームをいつもより長くしてもいいよ、とかいいように。
そうすれば子供は目先の利得で行動を起こせる。
人類の本能はそのようにできている。
目先の享楽に身を委ねることのないように
試験前は
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