古代中国殷では、眉に飾りである巫女「媚女(びじょ)」が「媚蠱(びこ)」という呪術を用いて人を呪い殺した。いや、恐ろしい。
媚蠱の術とは一体どんなものであったのか。
百匹の虫を一つの器に入れて、最後の一匹になるまで互いに食い合いをさせた。
その最後の一匹には呪力があるとされ、それを呪い殺したい人間に密かに食べさせる。
それによって、悪夢を引き起こし、それにより病に臥せさせる、というもの。
漢字の「蠱」にそれが現れている。
「蠱」は「蟲」(虫の正字)が「皿」(うつわ)に盛られているかたち。食い合わせるために。
現在でも、「蠱惑的」な女性、というように使われる。
蠱惑的というのは、怪しい魅力で惑わせるような、たぶらかすような、という意味。
蠱惑的な女性というのは、悪夢なのだ(笑)
蟲に苦しめられた雁夜おじさん
Fate/Zero
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