野卑でデリカシーがなくて粗暴で、とアンチな言葉を並べればいくらでもでてきそうだ(^ ^;
だけれども、その中で特別な人ができる不思議。
それはさておき、
古代中国殷はれっきとした農業国家であった。
中学で習ったように、およそ古代文明と言われるものはすでに農業を何らかの形で獲得していた。
そうでなければ、多くの人口を抱える国家なるものは形成できない。
この日本列島に、狩猟採集の縄文時代にはおよそ10万人しか生存していなかった事実を考えてほしい。
ということで、今日は農業に関する漢字。
それが「男」。
「男」は「田」に「力」。
田んぼで汗だくで力仕事をするのが男、というもの。
戦争の前線で戦って死ぬのが男、とかいう漢字よりはなんぼかマシか(苦笑)
その「力」という漢字は、土を耕す鋤(すき)から出来た文字。
鋤を用いて土を耕すのは力の要る仕事である。
そこから、「ちから、つとめる、はげむ」の意味がうまれた。
「男」はこの田圃で働くひと(農人)、というよりは、もともとは農耕の管理者を意味していた。
それが「男爵」ということばに残っている。
当時はいわゆる「男」のことは「士」と呼び、「男女」は「士女」と言った。
また、下層階級の男は「夫(ふ)」と呼ばれ、「農夫」という形で残っている。
しかし、その後、身分の高い順に、卿、大夫、士、と男の序列が呼慣らわされるようになったのは、戦士階級が没落して、農夫の管理者である大夫の地位が向上して、「夫」と「士」の順位が逆転した。
現在使われるような「男」としての意味に「男」が使われるようになったのは、春秋戦国時代。
ガンダムのアムロ
エヴァのシンジ
どちらの主人公もテンプレの男らしくないところが、良かったww
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