そのため、母系と父系が違う場合があるときには、その人のミトコンドリアDNAとY染色体(男性だけがもつため男性に限るが)の違いからそれが明らかになる。
ポリネシア人を調べた場合に、母系からは全く検出されなかったヨーロッパ人の遺伝子が父系から1/3も検出された。
その当時、船乗りは男ばかりであった。船乗りはポリネシアで現地の女性との間に子供を残したということだ。
力ずくというより、進んで娘をヨーロッパ人に差し出したという記録もあるようである。
その他にも、ペルーの純血インディアンと自分で信じている人たちの遺伝子の母系の95%は確かにアメリカンインディアンだったのに対して、 父系の50%はヨーロッパ人のものであることが判明している。
さらに、コロンビアでは母系の90%がアメリカンインディアンだったのに対して、父系の94%がヨーロッパ人のものであった。
ヨーロッパ人の男性が力ずくで女性をものにしたか、もしくはモテモテで、ほとんど当時の現地人の男性は自分の遺伝子を残せなかったということだ。
ある時、モテる男性が現れるとこのように子孫の遺伝子が一挙に偏ることになる。
ちなみに、ハーレムをつくるゾウアザラシの場合には4%のオスしか次世代に残せないという。
男の25人に一人しか子供を残せない勘定だ。
シビアな世界…
子孫を残せるか、よりも生き残れるかのシビアな世界
BTOOOM!
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