古代中国殷では(この文頭句も板についてきた笑)、衣は霊の宿るところと考えられてきた。
それを如実に表す漢字が「依」。
これは「人」に「衣」がかけられた形。
生きている間も、そして亡くなった後も。
一方、死んだ父祖の霊魂の方も、古代インドの仏教のように転生もしなければ、地獄や天国にいくこともなく、現世の子孫の周りに居残り、子孫を守護すると考えられた。
それが祖霊。
父が亡くなった際には、息子は父の霊が憑っている着せ掛けられ父祖の霊を引継いだ。
そのため、「依」は霊が取り憑く、よる、の意味になった。
これと同じ発想でつくられた漢字が末裔の「裔」。
「衣」の下の「冏(けい)」は衣掛けの台。
つまり、これは衣を衣掛けにかけて祖霊を祭っているかたち。
そのため、「裔」は「すえ、ちすじ」の意味になった。
人には依って立つもの、依存するものが必要です
UCガンダム、3月2日episode 6
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