これは太古ミトコンドリアが独立した生物であった時の名残と考えられている。
しかし、その共生を初めて真核生物が誕生した後の進化の過程でミトコンドリアは細胞に飼い馴らされて、去勢状態になってしまった。
核のDNAに比べてほんのわずかしか、DNAをもっておらず、もとあったDNAのほとんどは核に移譲してしまった。
一つの細胞当り、
核DNA 30億塩基対(全長1.8メートル)
ミトコンドリアDNA 16,568塩基対(全長5ミクロン)
であり、ミトコンドリアDNAは核DNAのわずか40万分の1しかない。
当初のDNAの100分の1の大きさになってしまったと考えられている。
しかし、ミトコンドリアはその少ないDNA上に遺伝子(タンパク質、RNA)が隙間なくびっしりと並んでいる。
一方、核DNAは隙間だらけに遺伝子が並んでいる(遺伝子として使われているのはたったの1.5%に過ぎない)。
なぜ、ミトコンドリアが無駄なDNA配列を嫌ってできるだけ切り詰めてDNAを構成しているかというと、ミトコンドリアで呼吸を行う際に、不可避的に反応性の高い活性酸素が生じてしまい、それがDNAにダメージを与えるからである。
報告では、ミトコンドリアDNAは核DNAの10倍も活性酸素によってダメージを受けている。
そのため、ミトコンドリアはもともと持っていたDNAを核に預けなければならなかったのだ。
身軽でいいかもしれないが(笑)
最近のガンダム(ガンダムseed)
初代ガンダム
ガンダムは昔の方が身軽だった(笑)
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