2012年11月30日金曜日

のどの構造と睡眠時無呼吸症

昨日のつづき。


繰返しになるが、、

爬虫類と違って、哺乳類では気道と食道が交わるので、その間の弁(喉頭)が必要になる。

通常の哺乳類ではその喉頭が喉のすぐ近くにあるため、嚥下の際には喉頭が下がって食物が食道に間違えなく落ちる。

しかしヒトの場合には喉頭が食道のかなり下にあり、その開閉がより難しくなっており(と言ってもわれわれは通常意識することもなく開閉している)、そのため時々食べ物や飲み物が気道に入り噎せる。



悪くすると肺の方に食べ物が入って窒息することになる。

この構造はどう割り引いてみてもエレガントとは言えず、ダーウィンをしてなぜこんな構造に人の体が進化したのかと悩ませた。


さらに、中年以降、筋力が落ちてくると、喉頭の後退が原因で、睡眠中に舌によって気道が繰返し塞がれる「睡眠時無呼吸症候群」のトラブルに見舞われることになる。


http://www.google.co.jp/imgres?q=睡眠時無呼吸症候群&um=1&hl=ja&safe=off&sa=N&tbo=d&rls=ig&biw=1070&bih=702&tbm=isch&tbnid=_Hh6LWZbH_v-9M:&imgrefurl=http://www.chiba-sas.jp/snore.html&docid=ymvqwbanR3PQfM&imgurl=http://www.chiba-sas.jp/img/il-3.gif&w=440&h=240&ei=W7i4UNzvA6j2mAXwgoGYAQ&zoom=1&iact=hc&vpx=119&vpy=284&dur=40&hovh=166&hovw=304&tx=123&ty=75&sig=100031195492899676700&page=1&tbnh=133&tbnw=241&start=0&ndsp=21&ved=1t:429,r:17,s:0,i:132

睡眠時無呼吸症候群の症状としては

• 就寝中の意識覚醒の短い反復、およびそれによる脳の不眠
• (家族などが気づく)睡眠時の呼吸の停止
• (家族などが気づく)大きな鼾(いびき)など
• (家族などが気づく)夜間頻尿(2型糖尿病になりやすくなる)
• 起床時の頭痛
• 昼間の耐えがたい眠気(いねむり運転中になりがち)
• 抑うつ
• 集中力の低下




これにより、レム睡眠が邪魔されて睡眠が浅くなり、起きても慢性的な疲労感に悩まされることになる。


ヒトの特殊な喉頭の構造が引き起こしており、人類病と言える。

(Fate/Zero、はた迷惑なライダーの豪快ないびき)
だがこんな寝方をしてみたい笑




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