2014年3月8日土曜日

ブログ休載のお知らせ

年度末の残務整理のため、3月いっぱいブログの更新をお休みします(´・ω・`)

新年度になりましたらまた開始します (・∀・)ノ

今後ともよろしくお願い致します m(_ _)m

ハルヒの休載ほどには休みませんw

ポリネシア人はヨーロッパ人の子孫

ミトコンドリアDNAが母系で伝わるのに対して、Y染色体は父系で伝わる。

そのため、母系と父系が違う場合があるときには、その人のミトコンドリアDNAとY染色体(男性だけがもつため男性に限るが)の違いからそれが明らかになる。

ポリネシア人を調べた場合に、母系からは全く検出されなかったヨーロッパ人の遺伝子が父系から1/3も検出された。

その当時、船乗りは男ばかりであった。船乗りはポリネシアで現地の女性との間に子供を残したということだ。

力ずくというより、進んで娘をヨーロッパ人に差し出したという記録もあるようである。

その他にも、ペルーの純血インディアンと自分で信じている人たちの遺伝子の母系の95%は確かにアメリカンインディアンだったのに対して、 父系の50%はヨーロッパ人のものであることが判明している。

さらに、コロンビアでは母系の90%がアメリカンインディアンだったのに対して、父系の94%がヨーロッパ人のものであった。

ヨーロッパ人の男性が力ずくで女性をものにしたか、もしくはモテモテで、ほとんど当時の現地人の男性は自分の遺伝子を残せなかったということだ。

ある時、モテる男性が現れるとこのように子孫の遺伝子が一挙に偏ることになる。

ちなみに、ハーレムをつくるゾウアザラシの場合には4%のオスしか次世代に残せないという。

男の25人に一人しか子供を残せない勘定だ。

シビアな世界…

子孫を残せるか、よりも生き残れるかのシビアな世界
BTOOOM!

2014年3月6日木曜日

生き残るのは片方だけ

遺伝子は、子孫に「多様性」というプレゼントを贈るために、面倒な有性生殖を行って遺伝子をシャッフリングし、また染色体同士も減数分裂時に組換えを行う。

しかし、有性生殖で得をするのは常に核にある遺伝子だ。

細胞中には核の他にもミトコンドリアがもつ遺伝子がある。
(植物の場合には、葉緑体の遺伝子も存在する)

ミトコンドリア遺伝子は配偶子(精子や卵子)が接合した後にも、別々のミトコンドリアの中に存在するDNA同士は寄り添うこともなければ、組換わることもない。

むしろ、配偶子が接合した後、ミトコンドリアのDNA同士が相手を殺し始める(DNA分解酵素を相手のDNAに浴びせかける)。

以前このブログで取り上げたが、核DNAはつきあうミトコンドリアDNAを一人と決めている。

つまり、ミトコンドリアDNAは核DNAのパートナーとなるために、生き残りをかけて戦うのである。

まるで、女性を巡って決闘する男性のように。

昨日のクラミドモナスでは、戦いで95%のミトコンドリアDNAが分解されてしまう。

もし、双方のミトコンドリアDNAの力が五分五分なら、相打ちになってしまうかもしれない。

これでは、ミトコンドリアDNA自身のためにもならないばかりか、核DNAにとっても困った事態なのである。

核はそうならないために、どちらかのミトコンドリアDNAが有利になるように肩入れする(例えば、最初から接合時に持ち込まれるミトコンドリアDNA量をアンバランスにするとかで)。

それが「性」だ。

つまり、核に味方してもらってミトコンドリアDNAを残す方の性が「メス」、ミトコンドリアDNAを残せない方の性が「オス」と呼ばれている。

異型配偶子をつくるヒトでは、精子は受精時にミトコンドリアDNAを卵子に持ち込めない。

入るのを許可されるのは核のDNAだけだ。

これをみても、現在の細胞のシステムは核DNAの「オレ様」状態なのだ。

オレ様、千秋さま
のだめ
なつかしいw

なぜ2つの性があるのか?

精子をつくるのがオス、卵子をつくるのがメス。

このように受精するもの同士を配偶子という。

配偶子の中には精子と卵子のように形の大きく異なる「異型配偶子」がある一方で、見た目、同形の「同形配偶子」もある。

コナミドリムシ(クラミドモナス)は同形配偶子をつくり、さらに配偶子の形で細胞増殖することができる。


しかし、栄養が少なくなると異なる性の個体と接合して、胞子をつくろうとする。

同形なのに、なぜ色がついているのか?

同形ならば、どの個体と接合しても同じじゃね?

確かに「核の染色体の遺伝子」に関しては、性別が必要な要素はない。

わざわざ「核の染色体の遺伝子」と言ったのは、そうでない遺伝子に関しては、実は性別が必要だと考えられている。
(つづく)

同じ性で結ばれるBL
コードギアス

2014年3月4日火曜日

双子の一人はいなかったことに

バー小体、カナダの研究者マーリー・バーが発見した。



1949年、彼はネコの神経細胞を観察していたところ、細胞核内に黒い斑点が見られることに気がついた。それもメスネコの細胞だけに。

その後、ヒトでも女性の細胞だけにそのバー小体が見つかった。

女性細胞のバー小体

後年、そのバー小体は不活性化したX染色体であることが分かった。

http://altair.sci.hokudai.ac.jp/infgen/nsmb2013/


女性の細胞にはX染色体が2本ある。

そのうちの1本が不活性化することで、X染色体は1本しか使われないことになる。

このため女性の細胞中でも、もともとX染色体を1本しかもたない男性の細胞と同じく、細胞で使われるX染色体は1本になる。

染色体の数が1本多いだけで致命的になることは、ダウン症候群をみれば分かる。

つまり、X染色体の数合わせのために女性細胞のX染色体は眠らされるのである。

さらにマーリー・バーは、興味深いことを見つけた。

クラインフェルター症候群のヒトの核にもバー小体を見つけた。

クラインフェルター症候群の患者さんは、XXYの性染色体を持つ。

異常なXXをもつ卵子にY染色体をもつ精子が受精したためだ。

その場合には、Y染色体をもつが男性になるが、XXのうちの1つが不活性化する。


ただ、クラインフェルター症候群の男性は、女性的な特徴が第二次性徴時に現れることもある。

見崎鳴と藤岡未咲
Another

2014年3月2日日曜日

こわい漢字(128)鸛(コウノトリ)

このところはずっと、小山鉄郎著『白川静さんに学ぶ 漢字は怖い』から、「力」に関係する漢字をずっとみてきた。

ありがたいことに農業の鋤を表す「力」ゆえ、戦、呪、死に関係するものはない。

今回は「勧」(正字は「勸」)。

偏はコウノトリ(鸛)を表す。


コウノトリと「力」の合体した「勸」の意味は?

古代中国殷ではコウノトリは神の使いと考えられていた。

コウノトリを用いた鳥占いに従い農作業を「すすめた」。



関連語に「観」(正字は「觀」)。

こちらは、鳥占いで神意を詳しく観察することから「みる」の意味に。


さらに「歓」(正字は「歡」)。

旁の「欠」(ケン)は口を大きく開けた人を横から見た形で、あくびのこと。

「欠伸」と書いてあくびと読むことからも分かろう。

「欠席」の「欠」は「缺」の略字で別の字。

「歓」は鳥占いのコウノトリに向かって口を大きく開けて、声を出して祈ることを表す。

その結果、その祈りが通じて良い結果に「よろこぶ」意味になった。



かならず観る!(・∀・)ノ
大喜び!ww

2014年3月1日土曜日

こわい漢字(127)励む

「刻苦勉励」、心身を苦しめて仕事や勉学に励むこと。

「励」(正字は「勵」)の偏は砺(正字は礪、といし)。

これに「力」(鋤)を加えて、石の多い荒れた土地を耕す意味が「励」。

当然、耕すに骨が折れ、たくさん励まなければならないため、はげむ、つとめる、の意味になった。



ここまで、多くの「つとめる」という漢字をみてきた。

「努める」、「勤める」、「務める」、「勉める」、そして「励める」。

すべて、「力」が文字の中に入っている。

農耕が人間を「勤勉な動物」に仕立て上げた。

農耕が人間の生活をせっかちにした元凶だ(笑)

もちろん、励めばそれだけ豊作になり、豊かになる。

アニメ業界のみなさんのおかげで、今期アニメは豊作ww

ウィザードバリスターズ-弁魔士セシル

ウィッチクラフトワークス

世界征服~謀略のズヴィズダー~

ノブナガン

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魔法戦争

バディ・コンプレックス

キルラキルも相変わらずの絶好調!