2012年9月15日土曜日

スイスの水道水

バーゼルにはヨーロッパ屈指のライン川が流れている。

スイスに源があり、ドイツを通り、オランダから海へ注いでいる大河である。


バーゼルはそのライン川水系にあたるが石灰、カルシウム成分を多く含んでおり、水道水でも流しとかのステンレスがあっという間に白っぽくなる。

なので、飲み水はミネラルウォーターを買っていた。

ヨーロッパのミネラルウォーターは、通常、炭酸ガス入りとガスなしが売られている。
ちなみに同価格。これはレストランで出される(勿論お金は必要。日本のように水がただで出してもらえると思ったら大間違い)ものも同様に、同価格。

始めは、ガスなしを飲んでいたが、ガス入りもなれると乙なもの。
乾燥した気候風土にちょうどガス入りが爽快だ。

1.5リットルサイズを6本入りでもとても安い。

(evianは違うが、スイスブランドのものもたくさんある)

スイスはアルプスの雪解け水がふんだんにあり、水資源には恵まれている。

スイスに住んでから一ヶ月もすると、ガス入りばかり買っていた。
日本ではまだあまりなじみがないが、是非、同価格で普通にコンビにおいて欲しい。

でも、水は飲み慣れた日本の水が美味しい。
ヨーロッパの水はミネラルを豊富に含んでいるいわゆる硬水で、日本は適度に入っている軟水。飲み慣れていない硬水だから、ガスで自分をごまかしていたのかもしれない。


今後、世界中で真水不足が深刻化して水ビジネスが活発化すると言われている。

2025年には80兆円規模の市場になると予想されている。

日本は世界有数の水資源大国。世界屈指の多雨大国。

古事記では我が国のことを「豊葦原之千秋長五百秋之水穂国(とよあしはらのちあきながいほあきのみずほのくに)」(葦が豊かに生えていて、秋の実りが豊かで、水が豊かで稲穂がたくさん広がっている国)と呼んでいるが、正しくその通りなのだ。

日本がなぜ世界でも稀な多雨地域になっているか、ということは日本が海に囲まれているというだけでなく風の影響もある。

ここ数年大雨で土砂災害等で多くの犠牲者が出ているものの、この恵みの雨を是非日本の資源として活用して欲しい。

日本ブランドのミネラルウォーターが世界市場で売られているという話しはきかないが、和食には日本の水を! という戦略で(安全安心な)日本の水の売り込みがもっとあってよい。

(xxxHolicより雨童女)


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