恐竜が滅亡したのは巨大隕石が現在のメキシコに衝突した30万年後だった可能性が高いとの新説が登場。
ユカタン半島の「チクシュルーブ・クレーター」(直径約180キロ)が隕石の衝突によって形成されたのは6500万年前。1978年の発見以降、このクレーターは恐竜を含む全生物の約65%が隕石衝突によって滅亡した証拠と見られてきた。
プリンストン大学とローザンヌ大学の共同研究チームは、恐竜滅亡が間違いなくチクシュルーブ・クレーター形成の30万年後だったことを裏付ける新たな証拠を発見したと発表した。
その上で、インドのデカン高原に分布する広大な溶岩台地デカン・トラップで起きた大規模な火山噴火が恐竜絶滅の原因かもしれないとの見方を示唆している。
大規模噴火に伴う煤塵とガスが太陽光を遮ったことが気候変動をもたらし、多数の動植物を死滅に導いた可能性があるとしている。
その他にも、恐竜が滅んだ原因として、被子植物の増加して餌となる裸子植物が減ったせいだとも、花を咲かせる被子植物のせいで昆虫が増えてそれを餌にする哺乳類が増えたからだのと説もある。
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