2013年8月31日土曜日

こわい漢字(75)首

「首」も象形文字である。

「首」は「目」の上に「川」が乗っていた。

「目」は人の顔を表している。

「川」の3本の線は髪の毛を表している。

つまり、頭髪のある首の形が「首」。


小学2年生で「首」の字を習うが、この絵を見せて「首」の漢字を教えてあげれば、絶対に忘れられない授業になるだろう。

そしてさらに怖いのが、この「首」を使った「道」。


古代中国殷では、異国に侵入する際にはその部族の人間の首を刎ねてその首を携えた。

土地土地にはその土地を守る霊がいて、攻めて来た異郷人はその霊に呪われると信じられていた。

そのため、その土地の者の首を刎ねて、その首の眼力の呪力で邪霊を祓い清めながら侵入した。

「辶」は元々、四叉路の辻から「道」を表している。

よって、首を持って進んでいく「みち」を「道」と表現した。

さらに「導」では「首」に「寸」(右手の形)がついているが、これは首を手でもって道を進んだことの証拠。

先導者が邪気を祓い清めた後を他の者も続いて通った。

そのために「導」が「みちびく」の意味になった。


こんな漢字の成り立ちを教えていれば、生徒の半分は漢字が好きになるだろうが、半分は嫌いになるだろう。


それにしても古代中国殷の人々がいかに占いや呪術に縛られていたかが分かる。

しかし、それはおそらく、日本を含め、世界中どこの地域でも当時は似たり寄ったりだっただろう。

取り立てて、古代中国人だけが野蛮(現在の基準で考えての野蛮)だったという訳ではあるまい。

しかし、それを伝え残す文字がなかったために、他の地域ではその残虐な「風習」が伝わっていないだけなのだ。

漢字は当時の人類が世界をどのように捉えていたかということを現在に教えてくれる貴重なタイムカプセルである。

テレビ後に劇場版化という現在日本の風習
そして導かれるように、劇場へ (・∀・)ノ
亡国のアキト、9月14日劇場上映

2013年8月30日金曜日

なぜ女性はショッピングが好きなのか?

女性はショッピングが好きである。

人は買い物をしたり、欲しいものを選んだりしている時には、脳の報酬系回路と呼ばれるところから快感ホルモン「ドーパミン」がドバドバでる。

「こんな服を着たら似合うだろうなー」とか考えてウキウキする期待感である。

マネキンがきている服をみて、こんな服をきた自分を想像してワクワクできる。

だから、見て回るだけのウインドーショッピングでも大好きなのだ。

この報酬系回路は女性脳の方が男性脳よりも発達していることが知られている。

そのため、女性の方が総じて物欲が強くなる傾向がある。

「買い物依存症」に陥るのも女性が多い。

報酬系回路が発達しているために、買い物をした時の快感が忘れられずに、買い物すること自体が快感になってしまうのだ。


だから、女性につき合って一緒に服選びに行った男性はなぜこんなに買い物に時間がかかるのか、????である。

時間を相当使ってやっとそれを買うのかな、と思ったら買わない。


男性は、女子脳の特性を理解してあげ、あきらめて女子のショッピングにつき合わなければならない。

ここまでは、女子がなぜ(どのようなしくみで)ショッピングにハマるのか、という話。

次に、なぜ(どのような目的で)女性は「脳の報酬系回路」が男性よりも発達しているのか?

今でこそ、女性が働いて自分で稼ぐ、ということが当たり前の世の中になったが、やはり、女性は一夫一妻制の下で男性の稼ぎを当てにすることが普通だった。

大昔にはお金もないが、旦那がマンモスを穫ってくれば、肉が手に入り子供は育てられるし、その肉で物々交換で自分の欲しいものが手に入ったであろう。

物欲がある女子は「ダイヤモンドの指輪が欲しいの」と男子におねだりして、男性の甲斐性を判断できる。

自分の物欲がひいては、我が子を育てる際に役に立つのだ。

キラの気のない返事を許してやって欲しい、ラクス
ガンダムSEED DESTINY


2013年8月29日木曜日

わたしと仕事とどっちが大事なの!?

女性は自分を顧みずに仕事ばかりに打ち込む男性に向かって、

「いったい、わたしと仕事とどっちが大事なの!?」

と男性に詰め寄る。

なぜ、このような質問をするかは、勿論、自分が大事と男性に言ってもらい、自分をもっと大事にしてもらいたいからに他ならない。

しかしそのような質問を女性がする根本の原因は、女性脳と男性脳の違いに由来する。

女性がいいたいのは、なぜ仕事にかまけて(仕事だけに集中して)自分にかまってくれないのか?ということである。

それもそのはず、男性はあることに集中すると別のことがおろそかになる。

それが仕事であろうが遊びであろうが。

男性は、テレビを見ながら他のことができない(しにくい)。

男性脳は右脳と左脳の役割分担が比較的はっきり区別されて、専門性の高いことを行うのに適しているとされるが、並行して他のことができない。

男性にオタクが多いのは、それに熱中しやすく他のことが目に入らなくなってしまうからである。

これに対して女性は同時進行で、二つも三つもできる。

テレビを見ながら電話をかけて編み物もできる。

その女性だからこそ、「仕事も私も同時に大事にできるよね!」と男性に詰め寄ることになる。

しかし、男性は仕事をやっている時には女性のことは頭からなくなり仕事に没頭する。

仕事にのめり込めば、恋人が疎かになるのもそのせいなのだ。

別に恋人を大事でないと思っている訳ではない。

なので、「わたしと仕事とどっちが大事なの!?」という質問はぜっったいに男性にしてはいけない。

それは男性に仕事を疎かにしなさい、と言っているのに等しいのだから。

男性もあまり仕事にのめり込まずに、たまには女性の不安な気持ちを和らげよう。

結論!、自分の脳も男性脳
のめり込むものがあるのは幸せ
物語シリーズ

2013年8月28日水曜日

女子のほめ方

きのうのつづき

女子はほめて伸ばしてあげなければならない。


しかし、日本男児は女子をほめるのが得意ではない。


では、どのように女子をほめたらよいのか。

いくつかのコツがある。

まず基本は、女性の存在そのものを肯定することだ。

例「君がいてくれるのでホント助かるよ!」
 「君がいてくれてよかった!」

こういう言葉は、女子がその場にいる意義や価値を再評価してあげることになり、女子は自分の存在意義を再認識できる。

次に、女子の容貌をほめること。

例「今日はどことなくとても決まっているね」
 「今日の服、とても似合っているね」

という言葉は女性に想像もできないくらいの快感をもたらす(らしい)。

ただし嫌みにならないように、自然にほめるのは難しい。

女子からも、コイツ何か裏があるんじゃないかとかんぐる可能性アリ。

最後に、どうせほめるなら自分にリターンがあるようなほめ方がベストである。

例「いつもながら君の笑顔はいいね」
 「うーん、この料理は絶品だ!」

と言われれば、言われた女性はいつも笑顔でいようと思うし、さらにおいしい料理をつくろうと腕を揮うであろう。


そうは言ってもやっぱり褒めるは難しい。

そこで、女子どうしが互いにどうほめ合っているかを端から眺めて女子のほめ方を学ぼう。

女子同士、互いに頻繁にほめ合う(褒め殺しではと思えるレベル笑)。

本日の服装のこととか、髪型のこととか。

自分が言われてうれしいことを他の女子に自然と言っているはずである。

ほめた相手もほめ返す。

そう、それはまるで挨拶のようなもの。




  「遊ぼう」っていうと
  「遊ぼう」っていう。

  「ばか」っていうと
  「ばか」っていう。

  「もう遊ばない」っていうと
  「遊ばない」っていう。

  そうして、あとで
  さみしくなって、

  「ごめんね」っていうと
  「ごめんね」っていう。

  こだまでしょうか、
  いいえ、だれでも。

金子みすゞ「こだま」のように。



うーん、この料理は絶品だ!









2013年8月27日火曜日

女子はほめてあげなきゃ!

昨日のつづき

いい子ちゃんである女子は周囲からの評価が気になる。

そのため、自分がちゃんといい子であることの評価、つまりほめられること、を強く欲する。

「○○ちゃんはホントいい子だねー」

と言われることが何よりも女子には重要。

子供の時には親も先生も言われたことをちゃんとやると褒めてもらえた。

ほめられると、快感ホルモンであるドーパミンが分泌され、元気になる。

それが女子がいい子ちゃんであり続けようとするパワーの源になっている。

しかし、しかし、だ。

そうやって、周囲がちやほやしてくれる時期もそのうち終わる。

社会に出れば、厳しい上司や同僚の目がまっていて、おいそれとはほめてはくれない、言われたことをこなすだけでは。

ほめてもらえなくなった女子は当然ストレスをためる。

その結果、自律神経失調症を患ったり、鬱病を発症して体調を崩してしまう人もでてくる。

女子はほめてあげないと、能力が発揮できない生き物なのである。

では、どうほめるか?
以下、次号!

ガンダムSEED、腐向けと言われてはいるが…
アニメも褒めて伸ばしてあげないと笑


2013年8月26日月曜日

なぜ女子はいい子ちゃんになりたがるのか?

小学校の頃、男子が馬鹿ばっかりやって先生に叱られているのを尻目に、女子は先生にほめられるようないい子である。

家にあっても、男の子は親のいいつけを聞かないのに、女の子は素直な子として育つ。

男子から見たら、なぜ女子は先生や親の言うことをあんなに素直に聞けるのか、理解できない。

大学生ですらそうだ。

宿題を出してもやってこないのは、男子に多い。

授業ノートをしっかりとっているのも女子。

女子は真面目がデフォルトであり、男子は不真面目がデフォルトであるかのようだ。
(しっかりしてくれ!男子!)

男子の不真面目さの解析は後まわしにして、なぜ女子は斯くもいい子ちゃんになりたがるのであろうか。

女子は子供のころから、周囲の期待に必死に応えようとする。

大人になってもそれは基本変わらない。

良き社会人、良き妻、良き母であろうとする。

それは、女性が社会性に敏感な動物であるからである。

集団行動を重んじる女子がその良きメンバーでいようとするならば、自分の評判には人一倍気をつけなければならない。

そう、他人からの評価は何にもまして優先事項なのである、女子にとっては。

そのため、周囲からの期待を裏切ってはいけないという強迫観念に縛られ、いい子を演じ続けることを自らに課してしまう。

その結果、ついつい頑張り過ぎてストレスがたまる。

庶民ならステテコいっちょで縁側で夕涼みができるのに、天皇ではそうはいかない。

他人の目が自分を縛るのである。


いい子は疲れる(;-_-) =3

それに耐えきれずにぶち切れるとコワス…

優等生委員長と言えば羽川さん!
ですね、物語シリーズ

2013年8月25日日曜日

こわい漢字(74)生殖

「烈」は「列」と「火」に従う。

「列」は昨日述べたように、断首した頭蓋骨を墳墓に列するの意味。

さらにそれを焚(や)く。

つまり、連なる屍体を焚くことで「酷烈」、「はげしい」の意味が生まれた。



また「殖」は「歹」と「直」による。

音は直(チョク)による。

古代中国殷では、死者である「歹」を腐らせて農作物を育てる際の肥料にしていた。

歹で育てた植物はよく殖えた(ふえた)。

そのため、生殖、増殖の意味に使われるようになった。

死者から生まれた言葉が「生殖」だったとは…

これって生まれ変わり的なことか?

レールガン、御坂美琴のクローンさんたち
アニメ社会ではクローン増殖中


2013年8月24日土曜日

こわい漢字(73)整列!

人間の上半身の骨を表す「歹(ガツ)」がつく字のつづき。

卑近なところでは「列」。


「列」は「レツ」と「刀」。

まだ毛の残っている頭蓋骨の形「レツ」。


すなわち、「列」は刀で切り落とした首を呪禁(じゅきん)として聖域の出入口のところに埋める、の意味。

ではなぜ、それが「ならべる」の意味になったかというと…

古代中国殷の王墓(殷墟)には断首と残身を各10ずつ一坑中に梅、それを数列ならべ、そこから「陳列」の意味となった。



そこから「ならべる」の意味になった。

小学生のとき、先生に「整列!」とか言われてしぶしぶでも列んでいた。

この字義を知っていたら心安らかには列べなかったろう笑

心安らぐ

安らがない

2013年8月23日金曜日

なぜ女同士で足を引っ張り合うのか

女子はやたら群れたがる反面、陰湿ないじめとか仲間はずれをしたりする。

それは女子の両面性を表しているのではなく、同一の行動原理が別の形をとって現れている。

女性がつくっているグループとはどんなものなのか?

通常、女性がつくるグループは「みんなヨコ並び」が基本原則だ。

ヨコ社会に生きる女性は横並びが守られているか、に敏感だ。

自分だけ目立とうとしたり、男の目をひこうとする女子がメンバーにいたら、とたんに他の女子から総スカンを食らう。

他のメンバーと自分と常に見比べている。

ルックス、ファッション、頭のよさ、才能、夫、子供、すんでいる家、すべてが比較の対象となり、それが少しでも自分よりましだと、それがやっかみ、ねたみに変わる。

それが、相手を引き摺り下ろして自分の位置まで落としたいという気持ちを生む。

他の女性の動向やその変化に女性は敏感である。

男性は女性がお化粧を多少変えても髪型が少々変わっても気づかないが、女性は違う。

一方、タテ社会に生きる男性は元々、よこならび感覚は乏しい。

男性にも相手を蹴落としてでも上に行きたいと願う気持ちはあり、それがねたみになる。男性にもねたみ、やっかみは当然ある。

北海道の涼しさは妬ましいw

2013年8月21日水曜日

女性の記憶力の源

昨日のつづき

エストロゲンは女性の記憶力も支えている。

記憶の中枢である海馬に働きかけて記憶力をアップさせる。

女性は恋をするとエストロゲンが増加する。

そのため、女性は恋をすると記憶力がよくなる。

初めてのデートで何を食べたか、どんな話をしたか、その時の服装は?、とか男性なら「えっそんなことまで!」とビックリするようなことまで女性は覚えている。

女性は嫌だったこともずっと覚えていて、あの時、あんなことを言われたとか、その後長きに渡って男性をネチネチいたぶる。

これもエストロゲンによる女性の記憶力のよさがなせるわざ。

またエストロゲンは、脳内神経伝達物質であるアセチルコリンの働きも増強する。

アセチルコリンは認知、記憶などの脳の情報処理に関わり脳の切れをよくする。

そのため、女性は閉経後エストロゲンが減少すると、記憶や認知力が減退してしまう。

エストロゲン減退後にはアルツハイマー病も発症しやすい。

女性の強さの源のエストロゲンが枯渇してしまうことは女性にとって死活問題なのだ。

今期アニメの作柄は死活問題

2013年8月20日火曜日

女性の強さの源、エストロゲン

女性のパワーの源と言えば女性ホルモンのエストロゲン。



エストロゲンこそ女らしい美しさをつくる原動力となるホルモンだ。

女性の丸みを帯びた体をしているのも、肌が柔らかくみずみずしいのも、髪の毛がつややかなのも、すべてはエストロゲンのおかげ。

男を引きつける魅力をつくっているのがエストロゲン。

それだけではない。

女性の健康面を管理しているのもエストロゲン。

骨や血管、筋肉を強くする。カルシウムやコレステロールの代謝にも寄与する。

女性の一生にエストロゲンの分泌量は変化する。




その女性の武器も閉経後前後に激減してしまう。

そのため、見た目の女性らしさを失うだけでなく、健康面でも、骨粗しょう症になったり、血液中のコレステロールが高くなる。

なぜ、エストロゲンは死ぬまでずっと高いレベルを保たないのだろうか。

生物学的に言えば、女性が女性らしくあるのは子供を出産する(子孫を残す)ため。

しかし、以前ブログで紹介したように、女性の高齢出産は卵子の染色体異常が増えてしまい、ダウン症などの障碍が子供に出てしまう危険性が急激に高まる。



つまり、ある年齢以上の女性が子供を産める状態にすることにメリットがなくなるどころか、デメリットが増加する。

さらに高齢の妊娠時、出産時、養育は女性の生命を削る。

そのため、ある程度の時期になるとエストロゲンも生理も閉店してしまう。

かようにして、女性は女性として性を全うできないのである。


刀語、とがめ
ハッピーエンドの人生は少ない

2013年8月19日月曜日

しょせん、体が目的だったのね

もしある男性が女性から「結局、からだが目的だったのね!」

と言われてしまったとしたら…

申し訳ないが、その通り(と白状せざるを得ない)。

生物学的に言えば男性が女性とつき合う最終目的は、女性と性行為をすることにある。

女性もそれは理解した方が良い。

敵(男性)の習性を知らなければ、敵にいいようにやられるだけ。

なので、女性はそれを知った上で、本当に自分を大事にしてくれる男性を捜す必要がある。

そのためにも自分を安売りしないことが大事だ。

女性からしたら驚くべきことに、男性にとって性行為をするのに愛情は必要はない。

男性は愛情を注いでいない女性とも性行為ができることは、風俗産業が成立していることが証明している。
(すべての男性が風俗を利用する訳ではないことは弁明しておく)

女性は、段階を踏んで男を値踏みする。

そして、男に許す範囲を少しずつ小出しする。

手をつなぐ、ところから初めて、体を許すまでにはかなりの期間がかかるのも、それは心ない男性に対する自己防衛反応なのだ(悪い男が多いため)。

女性はその間に徐々に男性に対しての信頼感や愛情を育む。

女性にとって、愛情がなく体を許す行為はあり得ない。

男性もこれを肝に銘じるべき。

時間をかけて女性に信頼を勝ち得る、つまり愛される男性になるかに心を砕くべきだ。

RDG、女子アニメは理解が追いつかない



2013年8月18日日曜日

こわい漢字(72)「歹」がつ

昨日の「薨」に使われていた「死」。

こわい漢字の真打ちと言ってもよいが、以前紹介したように、「死」は「歹」(ガツ)と「人」からなる。

歹は頭蓋骨から胸部にかけての上半身の骨の形で、それも肉がまだ残った骨の形。


その死者を横で悼む人の形が「死」。





つまり、「歹」がつへんが使われている字はどれも死者に関係してくる。

例えば「残」(正字は「殘」)は、残骨、残片が原義で「のこる」の意味に。

歹、死者に関係する

2013年8月17日土曜日

こわい漢字(71)薨去

呪術用の眉飾り「苜」(ベツ)を使った字をもう一つ。

「薨」。

「薨去」(こうきょ)とは高貴な人が死ぬこと。

中国五経の一つ、『礼記』に曰く、

「天子の死を崩と曰ひ、諸侯には薨と曰ふ」

先日紹介した「夢」は眉飾りをした巫女が見せる悪夢。

勿論、巫女は相手を悪夢を見せるだけではない。

夢の中で襲いかかって、ついには呪い殺してしまう。

それが「薨」で、みまかる、と読む。

「苜」の下に「死」。



日本でも、平安貴族の和歌に、「夢にすら現れてくれないのですね」と相手に恨みを言うものがあるが、夢は他人がみせるものと信じられていた。

そんなこと、言われても…という感じ。

エヴァンゲリオン展 - 松屋銀座
良かった(・∀・)ノ
ヱヴァ、壮大な夢

2013年8月16日金曜日

愛が冷めたらオキシトシン

昨日のつづき

愛情ホルモンPEAが2, 3年もしたら下がるために熱烈な恋は冷める。

しかし、ヒトはまれにみる夫婦一生連れ添い型の一夫一妻制をとる動物である。

子供の養育に手がかかり旦那のヘルプが必要なことに加えて、成長に時間がかかるため、いつまでも旦那のヘルプを必要とするためだが。

そのため、愛情が冷めても一緒に連れ添わねばならない宿命を背負っている。

その時、役立つホルモンが昨日紹介したセロトニンに加えて、癒し系ホルモン「オキシトシン」。

オキシトシン


オキシトシンは、長めのアイコンタクトや、抱擁など二人が親密な状態にあるときに分泌される。

お母さんに抱っこされてほんわかを感じる時もこのホルモンが分泌されている。

母親に乳児との絆を感じさせるホルモン。

「愛が冷めたらオキシトシン」

すでにスプレーも売られている。



というのも、鼻スプレーをかがせされた人は、相手を信用しやすくなるという研究データは出されているから。

しかし、セールスの場で相手の鼻に「スプレーさせてもらっていいですか?」はない。

まあ、自信のない営業マンの気休め、お守り程度に買う分にはいいか。

電子ファイルでも相手を信用させられるようなものが開発されたら、わたしも含め論文投稿者は即買います(笑)

ライアーゲーム、面白かった
オキシトシンを全員にスプレーしたい

2013年8月15日木曜日

愛の醒めぎわに

恋に落ちて2〜3年もたつと、恋愛ホルモンPEAの分泌量がだんだん減ってくる。

美人は3日で飽きる、というが相手がどんなに魅力的な異性であっても熱烈な恋はいずれ沈静化する。

これに代わってふえてくるホルモンが「セロトニン」だ。

セロトニン


これは安心感を幸福感を与えるホルモンである。

セロトニンは、心を落ち着かせるホルモンであり、セロトニンの脳内での分泌が低下すると不安感が増加したりする。



長くつき合っている相手と一緒にいることでセロトニンの分泌が高まり、いっしょにいて安心する気持ちにする。

つまり、この時期、PEAからセロトニンにシフトすることにより、ドキドキ感が薄まって安心感に変わる。

これにより「激しい愛」が「静かな愛」段階に進むのである。

シュタゲ
静かなまったりした展開が突如、激しく…

2013年8月14日水曜日

オシドリ夫婦のうそ


出会って熱烈な恋愛をして2-3年というと、昔だったら結婚して第一子が生まれ、1, 2才というところか。

恋愛熱が冷めるとどうなるか?

また別の人に激しい恋愛を燃え上がらせるきっかけになる。

つまり、その際に浮気が起こる。


ここで、あらためてなぜ有性生殖が存在するかに思いを致そう。

クローンしかつくれない無性生殖とは違って、多くの遺伝子のバリエーションをもたらすことが可能だからだ。

手軽に子供の遺伝子の多様性をもたらすためには…

そう、つがう相手を変えるのが手っ取り早い。

猫でも犬でも熊でも、つがう相手はいつも違う。

それは、オスメス双方にとってメリットがある。

しかし、人間は動物でも少数派の一夫一妻、それも毎シーズン同じカップルが連れ添う一夫一妻。

一夫一妻のオシドリなんかでも、毎シーズン相手は異なる。

人間はごくごく珍しい貞操のある動物なのだ。

その理由は、子供の世話に手がかかり父母の子育ての協力が欠かせない、それも長期間に渡って。

嫌なら分かれられもするが、子のことを思うとそうもいかない。

昔からいうように、「子はかすがい」

子がいるため、互いの愛が冷めても一生連れ添わねばならない。

長期間の一夫一妻制度は、土台、生物学的に無理のある制度なのだ。

SOA
バーチャルだからうまくいくことも




2013年8月13日火曜日

愛はなぜ終わるのか

人類学者のヘレン・フィッシャーは自著『愛はなぜ終わるのか』で、世界各国で離婚の調査をして、結婚後4年後に離婚するカップルが多いことを報告した。



その前に、なぜ人は燃え上がるような恋愛をするのか、これを担っているのが恋愛ホルモンと言われる脳内物質「フェニルエチルアミン(PEA)」。



相手のことを好きで好きでしょうがなく、恋しくて恋しくてたまらない、という気持ちはこのPEAがもたらしている。



ロマンティックでなく恐縮だが(そもそもこのぶろぐでロマンティックなことを話したことはあったっけ?笑)、人間の感情もすべて脳細胞間の電気信号、ホルモンの授受で生じる、ということは厳然たる事実。

残念なことに、このPEAの作用は同じ相手に対して長続きはせず、男女ともに2、3年で分泌量が減少する。

そうなると、この恋愛ホルモンが減少することにより、恋愛の熱量は急速に減少する。

Howではそういうしくみになるが、ではWhyは?

恋愛が2、3年で冷めることに、意味があるからこそ、そういう仕組みになっている。
(つづく)

何十年も夫婦愛が冷めないサザエさん一家



2013年8月12日月曜日

男は夢見がちなハンター

先日のつづき

なぜ女は現実的なのであろうか?

それは、狩猟採集時代を長く経験してきた人類の歴史の中で、女性が主に採集を分担してきたことと無縁ではない。

女性は、身体能力を必要とする狩りは不得手だから、勢い木の実を採集する役割に回る。

さらに、女性は限られた子供しか持てない性である。

その少ない子供を大事にとにかく無事に育てなければならない。

一か八かの狩りに出て失敗して飢えるよりも、慎ましくとも確実に手近の木の実を採ることを選ぶことは女性に適している。

女性にとっては、いつ実現するかわからないことより、目先の確実なことを優先する。

一方、男性は狩猟にでなくてはならない。

狩りは獲物が穫れれば大きいが、何も穫れず手ぶらでかえらなければならないこともしばしば。

狩人が悲観的であれば狩りに行けなくなってしまう。

狩人は、楽観的な夢見る狩人でなくてはならない。

男性は、たくさんの子供をもてる性であるし、子育てにしても中心的な役割を担っていない。

そのため比較的、家庭に縛られない自由な行動がとりやすい。

男は現在が貧しくても将来における夢とロマンで生きていける動物なのだ。

「タイタニック」のジャックがまさしくそう。



新大陸アメリカで一旗揚げようと、夢に胸を膨らませる。

つまり、男は

明日こそは、でっかいマンモスをたおすぞー!

と夢見るロマンティストなのだ。


アニメは夢の狩り場

2013年8月11日日曜日

こわい漢字(70)夢は悪夢

先日の「蔑」は「苜」(バツ)と「伐」からなる。

「苜」は「眉」と同じく、巫女(ふじょ)が目の上に呪飾をつけた形。

この「苜」を使った他の字としては「夢」がある。

下の「夕」は夜のこと。



古代中国殷では、夢は夜に巫女が作り出す「媚」(ビ)と呼ばれる邪霊が睡眠中に夢魔として現れみせるものと考えられていた。

昔の人も、悪夢でうなされていたんだな(笑)

人はいい夢と悪い夢、どのくらいの比率でみるのであろう。

怖い夢、いやな夢は起きた後も記憶に残りやすい気がする。

昔の人も、そうだったのだろう、そうじゃなければ夢という字ももっといい字になった筈。

ジョジョ、デス・サーティーン
夢という無防備な状態に襲いくる

2013年8月10日土曜日

こわい漢字(69)軽蔑するわ!

眉飾りをつけた目を表す「眉」。

その巫女が「媚」。

古代中国殷では、巫女は戦の始まりに際して、前線に並び相手を睨みつけることで呪いをかけた。

その後に、本格的な戦闘が始められた。

戦が終わった後、破れた側の巫女はかわいそうに殺されてしまった。

呪いが掛けられないように。

その媚女を殺してしまう行為が「蔑」。

巫女に「戈」(ほこ)で斬りつけている形になっている。

下の「伐」は「人」を「戈」で斬りつけて首をはねる形。




そこより、相手をないがしろにする、さげすむ、の意味になった。

殺されて、蔑まれて、昔の巫女はかわいそう。命がけの職業。

今節の巫女はアルバイトでも勤まるし、一部では人気、笑

ルカ子、だが男だ
シュタゲ

2013年8月9日金曜日

男のロマンを理解できない女子

今日も『女はなぜ突然怒りだすのか?』(姫野友美著)から。

男「実はオレ、2, 3年後には会社を辞めてミュージシャンになろうと思ってんだ」
女「そんなに楽器演奏上手だったっけ?」
男「だから今めちゃくちゃ練習してるんだ。結構、これでも最近上達したんだぜ」
女「へぇー、そうなんだ。それより、明日朝ゴミ出しお願いね」
男「……」

男のロマンを理解できない女子。

男性の大言壮語(ロマン)と言われればそれまでだが、男はいつまでたっても子供のようなところがあって、何になりたい?って小学生に聞けば「サッカー選手!」と答えるようなところが、大人になっても残っている。

普通は客観的に自分を見つめて、現実的な選択をするようになる。仕方なく。

夢、ロマンをいつまでも追いかけている、と言えば聞こえはいいが、いつまでたっても現実を直視できないヤツが男に多いのは確かである。

女子は現実的なのになぜ男子はそうではない。

それはなぜ?

男子に比べて女子の子供を産める年齢は早く終わる。

どの民族でも男性は年下の女性を恋愛対象、結婚対象に選ぶ傾向がある。

男性からしたら「若い」というのは女性の大きな価値なのだ。

今後、よりたくさん子供を産んでくれると期待できるため。

そんなこんなで、女子の方が男子より若いうちに成熟しなくてはいけない。

体だけではなく精神も。

小学生高学年になると、女子は結構、考え方が大人びてくるが、男子はいつまでもガキ状態。悪ふざけやってはばか騒ぎしている。

同年代の女子から見て男子が幼稚に見える。

しかし、それでは答えとして不十分だ。

男子は大人になって性成熟したあとでもロマンを追い求めるのはなぜか、というのが問いだ。

それは男性が昔狩人であったことと関係している。
(つづく)

中二病こそ大人になりきれない男子のロマン(・∀・)ノ
アクセルワールド

2013年8月8日木曜日

ミニスカートのシグナル

昨日のつづき。

女子は慎重に異性を選びたいと気持ちと、慎重になりすぎて女性の旬の時を失いたくというアンビバレントな感情を抱え持つ。

女子の中にある意中の男性に対して抱くアンビバレントな感情、ツンとデレ。

好きだけど嫌い、天使のようでもあり悪女のようでもある。

女子が「ミニスカート」をはく心理も根っこはそこにある。

見せたいという気持ちと見せたくないという気持ち。

異性の目を惹きたいけど、ジロジロみられなくはない。

(あの人にみてもらいたいけど、そうじゃない人に見せたくない!を差し引いたとしても)


男性からしたら、見せたいのか、見せたくないのか、はっきりしてくれ!となる。

そういう女子のメッセージを男が読み間違えてしまう結果、露出度の高い女性が痴漢にあったりしてしまう、不幸なことに。

そこまで行かなくても、女子のそのような振る舞いに男性は大いに翻弄されるのである。

西洋では女性が目のやり場に困るような服を着ている。

イスラム教徒の女性に肌を露出させないという教えをムハンマドが説いたのは、むべなるかな。



しかし、夏の暑い時期にも完全武装のイスラム教徒の女性を見ると、男は全然信用されていないんだな、と悲しくもなり、自戒もする。女性は大変だ。

イスラム教徒の女性水着も露出度0。


制服でミニスカはない
レールガン