「首」は「目」の上に「川」が乗っていた。
「目」は人の顔を表している。
「川」の3本の線は髪の毛を表している。
つまり、頭髪のある首の形が「首」。
そしてさらに怖いのが、この「首」を使った「道」。
古代中国殷では、異国に侵入する際にはその部族の人間の首を刎ねてその首を携えた。
土地土地にはその土地を守る霊がいて、攻めて来た異郷人はその霊に呪われると信じられていた。
そのため、その土地の者の首を刎ねて、その首の眼力の呪力で邪霊を祓い清めながら侵入した。
「辶」は元々、四叉路の辻から「道」を表している。
よって、首を持って進んでいく「みち」を「道」と表現した。
さらに「導」では「首」に「寸」(右手の形)がついているが、これは首を手でもって道を進んだことの証拠。
先導者が邪気を祓い清めた後を他の者も続いて通った。
そのために「導」が「みちびく」の意味になった。
こんな漢字の成り立ちを教えていれば、生徒の半分は漢字が好きになるだろうが、半分は嫌いになるだろう。
それにしても古代中国殷の人々がいかに占いや呪術に縛られていたかが分かる。
しかし、それはおそらく、日本を含め、世界中どこの地域でも当時は似たり寄ったりだっただろう。
取り立てて、古代中国人だけが野蛮(現在の基準で考えての野蛮)だったという訳ではあるまい。
しかし、それを伝え残す文字がなかったために、他の地域ではその残虐な「風習」が伝わっていないだけなのだ。
漢字は当時の人類が世界をどのように捉えていたかということを現在に教えてくれる貴重なタイムカプセルである。
テレビ後に劇場版化という現在日本の風習
そして導かれるように、劇場へ (・∀・)ノ
亡国のアキト、9月14日劇場上映