竹内久美子さんの著作の題名に『女は男の指を見る』(新潮新書)というのがあるが、
それにあやかって、今回は「女は男のXを見る」
男性にはX染色体が一本しかないために、X染色体上に乗っている遺伝子がよい遺伝子か悪い遺伝子か、それはすぐに体に現れるため、女性はそれを見分けることが可能である。
一方、その他の2本ずつある通常な染色体(常染色体)ではこうはいかない。
片方の染色体上の遺伝子が良くなくても、もう片方の染色体上の遺伝子が良ければ、見かけ上それが覆い隠されてしまうからである。
女性は結婚した男性から遺伝子を半分もらって子を為すわけだから、当然男性からもらう遺伝子はいい遺伝子をもらいたい。もし、男性が半分よくない遺伝子をもっていたら、1/2の確率でそれが子供に引継がれることになる。それは困る。しかし、それは願っても叶わぬこと。
仕方なく、絶対に見誤らぬものを頼りに男性を選ぶしかない。
それが上記のX染色体上の遺伝子である。
男からしたら、Xのみが偽らざる看板である。
X染色体上にどのような遺伝子がたくさん乗っているかと、前回述べた免疫に関係する遺伝子が12個。
それ以上にX染色体上にたくさん乗っている遺伝子が知能に関係する遺伝子。
およそX上に1000ある遺伝子のうち200が知能に関与する遺伝子である。
女性が男(の遺伝子)の良し悪しを判断する際に、X染色体に乗っている遺伝子で判断しようとすると、男性の知性で判断するのが無難ということになる。
これはもしかしたら、因果関係は逆かもしれない。
女性が知性のある男性を好きだったために、X染色体上に知能に関係する遺伝子が集ったのかもしれない。一旦、そういう流れができればその傾向が加速することになる。
かくして、女性のこの好みで男性が選ばれ続けた結果、ヒトは他の動物に比べて図抜けた知能を獲得するようになったと考えられる(この理論にはまだ検証しなくてはならないことがある。例えば近縁種のゴリラの場合にはX染色体上に知能遺伝子の代わりにマッチョ遺伝子が沢山あるのか? とか)。
しかし、知能に関する遺伝子がXに多いため、Xを一つしかもたない男性は女性に比べて知的障害の割合が多い。これは免疫力で男が劣っているのと同じ理屈だ(え? 男の方がアホということ?)。
看板Xは男性にとって死活問題なのである。
一方、その他の2本ずつある通常な染色体(常染色体)ではこうはいかない。
片方の染色体上の遺伝子が良くなくても、もう片方の染色体上の遺伝子が良ければ、見かけ上それが覆い隠されてしまうからである。
女性は結婚した男性から遺伝子を半分もらって子を為すわけだから、当然男性からもらう遺伝子はいい遺伝子をもらいたい。もし、男性が半分よくない遺伝子をもっていたら、1/2の確率でそれが子供に引継がれることになる。それは困る。しかし、それは願っても叶わぬこと。
仕方なく、絶対に見誤らぬものを頼りに男性を選ぶしかない。
それが上記のX染色体上の遺伝子である。
男からしたら、Xのみが偽らざる看板である。
X染色体上にどのような遺伝子がたくさん乗っているかと、前回述べた免疫に関係する遺伝子が12個。
それ以上にX染色体上にたくさん乗っている遺伝子が知能に関係する遺伝子。
およそX上に1000ある遺伝子のうち200が知能に関与する遺伝子である。
女性が男(の遺伝子)の良し悪しを判断する際に、X染色体に乗っている遺伝子で判断しようとすると、男性の知性で判断するのが無難ということになる。
これはもしかしたら、因果関係は逆かもしれない。
女性が知性のある男性を好きだったために、X染色体上に知能に関係する遺伝子が集ったのかもしれない。一旦、そういう流れができればその傾向が加速することになる。
かくして、女性のこの好みで男性が選ばれ続けた結果、ヒトは他の動物に比べて図抜けた知能を獲得するようになったと考えられる(この理論にはまだ検証しなくてはならないことがある。例えば近縁種のゴリラの場合にはX染色体上に知能遺伝子の代わりにマッチョ遺伝子が沢山あるのか? とか)。
しかし、知能に関する遺伝子がXに多いため、Xを一つしかもたない男性は女性に比べて知的障害の割合が多い。これは免疫力で男が劣っているのと同じ理屈だ(え? 男の方がアホということ?)。
看板Xは男性にとって死活問題なのである。
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