2013年2月24日日曜日

怖い漢字(23)「哀」やっぱり哀しい

本日も『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』から。

哀しいの「哀」にも「衣」が入っている。

衣を上下に分解して、真ん中に「口」を置く。



繰返しになるが「口」、「∀(サイ)」は神への祝詞を収めた容器。

これは、死者の衣の胸の部分にサイを置いて、死者への哀悼の儀礼を行うことが「哀」の本義。

人が亡くなるから「哀しい」になった。

サイが入ると喜んでいるようにしか見えないが(´∀`)

同様に、「衰」も「衣」の上に麻の組紐の喪章を置いて死者の穢れを祓う姿。


そのため、「衰」は喪服の意味になった。

古代中国殷では、喪に服している時には平常の時の礼を簡略化した。

それを「衰(さい)」と言った。

それで衰微させることの意味にもなった。

日本には衰微させてはいけないものがある(たくさん)
コードギアス


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