しかしただ、分解ができない化合物が全ておなかをこわすとは限らない。
たとえ、女性がダイエット食品として好む、コンニャクのマンナンや寒天のアガロースなども多糖類で分解されないが(そのため栄養にならない)、それでおなかをこわすことはない。
乳糖の場合には、分子量が小さいために腸での浸透圧が大きくなる(一方、多糖類であるコンニャクマンナンや寒天アガロースは分子量が大きい)。
そのために腸管からの水分の吸収が妨げられる(逆に水分を呼ぶ)ために、軟便、下痢になる。
さらに悪いことに、大腸に棲むさまざまな腸内細菌がガラクトースを分解利用して有機酸を合成する。
それが腸管の細胞を刺激して腹痛を起こし、また腸内ガスを発生させるためお腹が鳴る。
ちなみに、コンニャクは腸内でほとんど分解されないために、そのまま便に含まれるため便の量がふえ便が早くでやすくなる、という便秘改善効果がある。
腸内細菌はいずれ詳しく。
セイバー「空腹は敵です。食事を摂りましょう、シロウ。」
腹が鳴ったら敵に気取られる笑
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