2014年2月27日木曜日

昔、人の染色体は48本だった?

モーガン達がショウジョウバエで染色体の研究を進めていた横で、ヒトの染色体の研究はあまり進んでいなかった。

それでも今から100年ほど前の1912年、オーストリア人のハンス・フォン・ヴィニウォーターがヒトの組織を観察して、男性には47本、女性には48本、染色体を発見したことを報告した。

ハンス・フォン・ヴィニウォーター

もちろん、男女とも46本、が正解。

どうして、彼が数え間違えたのかは謎のままである。

どんなゴミを見誤ったのか?

ショウジョウバエ8本に対して、ヒト46本!

ショウジョウバエに比べて、数が多い分、数えミスが起きやすかった。

実はヒトの染色体数がちゃんと数えられるようになったのは、染色体をバラバラに散らす処理方法をT. C. スーが1940年代に確立できたことによる。

ヒト染色体
46本あるか、数えてみよう(笑)



シダの約1200、って数えるの放棄したな、こりゃ(笑)

その後、40年近く、この数(男性47本、女性48本)が信じ続けられていたというから驚き!

1956年に、植物細胞学者のスウェーデンのアルバート・レヴァンが、実は46本であると報告するまでずっと。

植物細胞学者だからこそ、既成概念にとらわれずに間違いを指摘できたのだ!

既成概念にとらわれず見れば楽しいアニメ
さよなら絶望先生

0 件のコメント:

コメントを投稿