2014年2月18日火曜日

アダムの呪い

今日からしばらくは、サイクスの次著『アダムの呪い』から紹介する。


それまでミトコンドリアDNAから人類の母系を辿る研究をしていたサイクスは、ふとしたきっかけでY染色体の研究にはまり込むことになる。

どんなきっかけかというと、

イギリスのオックスフォード大学で研究を続けているサイクスはある製薬会社の講演に招待された。

その製薬会社のトップが同じサイクス氏だった。

そこで、突如、彼の探究心がメラメラと燃えあがった。

そのサイクス氏は自分とつながっているのだろうか?

サイクス氏から提供をうけたY染色体を分析したところ、見事に一致した。

両者は同じ父系の子孫だった。

これに興奮したサイクスは、大規模調査を行うために、同じサイクス姓を名乗るイギリス人を名簿からピックアップして、DNAを送ってくれるよう手紙を送った。
(明日に続く)

白蛇の呪い
化物語、なでこ

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