2013年7月9日火曜日

アルコール代謝と加齢臭の関係

アルコールを動物は普段、口にすることはない。

それなのに、外部から大量のアルコールがやってきてそれを解毒するための酵素、アルコール脱水素酵素と、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)をもっている。

これははななだ、不可思議なことと言わざるを得ない。

このうちのALDHに関しては、一つの説が提唱されている。

曰く、ALDHは普段から(アルコールを飲まない状態)必要であると。

ALDHはアセトアルデヒドだけでなはく、通常細胞で発生する活性酸素(ROS)により脂質が酸化されてきる脂質アルデヒドも代謝することができる。

この脂質アルデヒドもアルデヒド同様に有害であり、細胞にダメージを与える。

そのため、ALDH活性はこのためアルコールを飲まないときでも大事、という帰結になる。

実際、このALDH2の遺伝子をノックアウトしたマウスでは筋肉が細くなったり、アルツハイマー病的な老化的兆候を示した。

しかし、もし本当にALDHが細胞のダメージをもたらすならば、ALDH2の活性がない、つまりお酒をのめない、弥生人系の人は常日頃から活性酸素によるダメージが多いということになる。

大丈夫か、弥生系の多い関西人?



加齢臭の原因になっている「ノネナール」も脂質アルデヒドの仲間である。



ノネナール


年をとると、ALDHの働きが衰えて、このノネナールが発生されやすくなる。

ノネナールは、生物としての老化(下校時刻)をチャイムとして教えてくれているのだ。

そろそろ、老化の時刻ですよ、と。

重ねて言う、ALDH2の活性のない弥生系のお酒の飲めない人は、このノネナールが早めに作られてしまうことになる。

つまり、お酒の飲めない人は早めに下校時刻のチャイムがなるのだ。



ジョジョ、ザ・グレイトフル・デッド
ノネナールを出していますw

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