2016年10月31日月曜日

赤ちゃんの超未熟さ加減

今日は『この6つのおかげヒトは進化した』チップ・ウォルター(早川書房)より



以前にも書いたがヒトの赤ちゃんは超未熟児状態で生まれてくる。

http://ushitaka7.blogspot.jp/2012/06/blog-post_22.html 

ではどのくらい未熟児状態で生まれてくるのだろうか。

もし、他のサルと同様に生まれてお母さんにちゃんとしがみつく、など自ら生きようとの活動ができるくらいの成熟度で生まれてくるとすると、妊娠期間は21ヶ月に達すると言う。つまり、ほぼ丸々1年も早く母体から生まれ落ちるということだ。

ヒトの赤ん坊は全く自分では何もできない。
頭蓋骨の継ぎ目は閉じていない。
脳は小さく未発達である。
腕や足、指の骨は軟骨に近い。

ヒトはサルの「ネオテニー(幼生進化)」により進化したとされるが、いいこともある。

ネコの生後1年くらいまでは色々なものに好奇心を持ち、じゃれもするが、すぐにそう出なくなる。

ヒトは、大人になっても好奇心を持ち続けて創造性を失わない。若々しさが持続する。

ヒトの脳の高い可塑性は、長い幼年期と呼ばれて、環境に臨機応変に対応することができる。

いつまでも、幼い、これは素晴らしいことなのだ(いつまでもすねかじりも?笑)。


いつまでもアニメ!