2014年3月2日日曜日

こわい漢字(128)鸛(コウノトリ)

このところはずっと、小山鉄郎著『白川静さんに学ぶ 漢字は怖い』から、「力」に関係する漢字をずっとみてきた。

ありがたいことに農業の鋤を表す「力」ゆえ、戦、呪、死に関係するものはない。

今回は「勧」(正字は「勸」)。

偏はコウノトリ(鸛)を表す。


コウノトリと「力」の合体した「勸」の意味は?

古代中国殷ではコウノトリは神の使いと考えられていた。

コウノトリを用いた鳥占いに従い農作業を「すすめた」。



関連語に「観」(正字は「觀」)。

こちらは、鳥占いで神意を詳しく観察することから「みる」の意味に。


さらに「歓」(正字は「歡」)。

旁の「欠」(ケン)は口を大きく開けた人を横から見た形で、あくびのこと。

「欠伸」と書いてあくびと読むことからも分かろう。

「欠席」の「欠」は「缺」の略字で別の字。

「歓」は鳥占いのコウノトリに向かって口を大きく開けて、声を出して祈ることを表す。

その結果、その祈りが通じて良い結果に「よろこぶ」意味になった。



かならず観る!(・∀・)ノ
大喜び!ww

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