2012年11月15日木曜日

なぜ生理なんてものがあるの?

ヒトの生理はなぜ28日周期なのか、そもそも生理があるのはヒトだけなのか?

受精卵が降りてこないと肥厚していた子宮壁の内膜が剥がれて、出血と共に排出されるのが生理。

受精が行われなかった場合、無駄になった子宮内膜を排出する、いわゆる生理がある動物は実は一部の類人猿とヒトだけ。


その他の動物はどうなのかというと、

受精が行われなかった場合、無駄になった子宮内膜が体内に吸収される動物もいる。
これらはいわゆる生理出血がない。

この仲間には、イヌ、ウシ、ブタ、ネズミなどがいる。

彼らにできてなぜ人間でできなかったのかは不明。


さらには、交尾刺激がきっかけで排卵が初めて起きる種もあり、このような種では子宮内膜の更新の必要がないため、そもそも生理が起きようがない。

この仲間には、ネコやウサギなどがいる。


(キティにもミッフィーにも生理がない)



女性は生涯およそ200回の生理がある。


面倒くさい生理がなぜヒトにはあるのか。


しかし、人類の祖先において女性は生理に今の女性程悩まされることはなかったと見られている。

江戸時代の平均的な女性の初婚年齢は16才程度であり、その後、すぐに子供を産み子育てにすると、授乳期は今より長く3年くらい、その間は子供は生まれないので、約3〜4年に1人産むことになるが、平均寿命が30才くらいだとすると5人程度。


つまり、ほとんど生理に悩まされることなく生涯を終えていたことになる。


しかるに、晩婚化と避妊により生理に常に悩まされることになった。
性周期は受精を効率よく行うためのシステムであるが、今やそれが裏目に出ているというわけ(´・ω・`)

(コーブレ、アニメの3ヶ月周期は大事です)








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