セイシェルヨシキリは脅威のオスメスの産み分けができる。
セイシェルヨシキリの夫婦は、まず縄張りの餌によって子供の性別を決め、さらにそれに加えて、ヘルパーの数によって産み分けをしている、と考えられたため、これを検証する実験が行われた。
(1)夫婦を強制的に別の場所に移す
たまたま、遺伝的にオスもしくはメスを産みやすい夫婦を観察していたのではないということを示すために、質の低い縄張りに住んでいた夫婦を、質の高い縄張りに移した。
これらの夫婦は貧しかった頃には、オスを多く産んでいた。
それが、リッチになるとメスを多く産むようになった。
ある夫婦の場合には、
移住前 オス6羽、メス0羽
移住後 オス0羽、メス12羽
とオスからメスへの切り替えを見事に行った!
とオスからメスへの切り替えを見事に行った!
(2)ヘルパーを取り除く
2羽ヘルパーのいる6組の夫婦から1羽ヘルパーを取り除く実験をした。
ヘルパーを2羽抱えている夫婦はもちろんリッチな夫婦ということになる。
これまでの研究で、一夫婦において多くてもヘルパーは2羽が上限であった。
これまでの研究で、一夫婦において多くてもヘルパーは2羽が上限であった。
ヘルパーを取り除く前 オス6羽、メス0羽
ヘルパーを取り除いた後 オス1羽、メス5羽
ともう1羽ヘルパーを産むという結果になった。
このように、セイシェルヨシキリはみごとに、餌場の質、ヘルパーの数に応じて産み分けができることが実験で確かめられた。
このように、セイシェルヨシキリはみごとに、餌場の質、ヘルパーの数に応じて産み分けができることが実験で確かめられた。
それにしても、セイシェルヨシキリはどのようなしくみでこのような見事な産み分けをしているのだろう。
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