と、性淘汰の例としてよく引用される。
この目玉模様に、メスもクラクラする?
しかし、クジャクのメスがどのような判断基準でオスの飾り羽「美しさ」を判断しているのかは知られていなかった。
イギリスの研究者が、自然公園内で放し飼いされているクジャクを観察してそれを研究した。
クジャクは直径3mくらいの空間を求愛用の縄張りとして使い、そこで羽を広げてメスに向けてディスプレーする。
様々なオスが思い思いの場所でディスプレーする「ステージ」をメスはあちこち見て回り、気に入ったオスと交尾する。完全にメスがオスを選ぶ社会である。
クジャクのメスにも、即決型もいれば逡巡型もいる。
しかし、どのタイプのメスにも必ずモテたオスがいた。
一夫多妻のクジャクにあっては、メスは必ず子供を残せるが、オスに生まれると当たり外れが大きい。
仮にそれをオスA〜Hとすると、B, D, E, Hがモテ男だった。
あるメスはF, A, B, Bと見て、Bを選んだ。
別のメスはA, F, D, D, Eと見て、Eを選んだ。
また別のメスはF, F, A, F, D, G, E, E, E, E, E, E, E, Eと見て、Eを選んだ。
また別のメスはF, D, E, E, D, F, D, C, E, G, D, E, Eと見て、Eを選んだ。
さて、メスが何を基準に選んでいたのか?
A 147個
B 161個
C 155個
D 152個
E 157個
F 141個
G 141個
H 153個
これはクジャクの飾り羽の目玉の数である。
クジャクは140〜160ほどの飾り羽の目玉をもつ。
なんとクジャクのメスは正確に目玉の数の多いオスを選んでいた。
例えば、Cの155個とEの157個を見分けて、Eを選んでいる!
なんという能力!! (・∀・)ノ
このように世知辛く選ばれて、オスはきれいになっていく。
人間でいえば、慎重1 cmの違いを見分けて女性が背の高い男性を選んでいけば(それも一夫多妻的に)、たちまち人間は大男化するだろう的な(笑)
女子がアニメを語る能力で男子を審査してくれれば、
日本のアニメはもっと隆盛を極めるのに笑
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