まず「母」はよく知られているように、乳房をもった女性の姿を象ったもの。
この「母」の上にあるのが、「妻」の時と同じく簪。
祭事には、婦人は簪を挿して身だしなみを整えて、いそいそとそれを行った。
元々は、「毎」は「いそしむ」という意味であった。
現在の「毎度」のような「つねに」という意味は、字の音を借りた仮借(かしゃく)の用法からできたもの。
そのため、「いそしむ」に相当する漢字は後世には「敏」が使われるようになった。
旁の「攵」は元々は「又」であり、手の形を表している。
いそいそと祭事にいそしむのを「敏捷」という。
この「捷」の旁も「妻」に似ているが、「女」の部分が「足」になっていて、こちらもこまめに婦人が立ち振る舞う姿である。
亡国のアキト
まどマギ
今年も、いろいろと、いろいろと、いそしむ年であった。
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