2013年12月20日金曜日

シンメトリーは原因ではなく結果!

きのうのつづき。

体のシンメトリーがオスの遺伝子の良い指標になることは分かった。

でもそれをメスがその指標を見極めてオスを選別しているかどうかはまた別問題である。

メスは別の指標をみてオスの遺伝子の優劣を選んでいて、たまたま、それがシンメトリーの高いオスになっているという可能性だってある。

それを検証するために、ソーンヒルは、わざとシリアゲムシのシンメトリーの高いオスの前翅を多少切断し、左右アンバランスにした。

つまり、遺伝子は良いオスだが見た目はシンメトリー度は低いというオス。

しかし、メスはシンメトリーが人為的に下げられたオスも関係なく選んだ。

つまり、メスは体のシンメトリーをみていたのではない。

では何を見ていたのか?

それは、オスが発するフェロモン。

良い遺伝子をもつオスからは良いフェロモン(よりメスをまいらせる)がでるようである。

結局は、メスはオスの出すフェロモンによりオスを選別していて、いいフェロモンを出すオスはいい遺伝子をもっているが故に体つきもシンメトリーだった、というオチ。

フェロモンの分泌腺をアロンアルファで塞いでしまうとメスはオスを選べなくなってしまった。

一方、人間の場合はシリアゲムシと違って、視覚で異性を判断することが多い。
(ヒトの場合にもフェロモンが好みを左右することはあるようだが)

ヒトの場合のシンメトリー、どこのパーツのシンメトリーが大事なのであろうか?
(明日につづく)

新展開のキルラキル
このアニメ、どこがツボ(大事)なのか
いきおいだけなのか???

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