2013年11月19日火曜日

不思議なクローン繁殖するアリ

キイロヒメアリやハキリアリの一種はコロニーのメンバーは全て女王のクローンである。

オスはいない。

ハキリアリ

特殊なクローン繁殖するアリが他にも見つかっている。

ヤマトシロアリは、女王はオス(王)と交尾して子供をつくるが、その際に、通常の受精卵が育つとワーカー(遺伝子は残さない)になる一方で、将来、女王に育つ娘(メス)には王の血(遺伝子)は入れない。

つまり、未受精卵の染色体が倍加して二倍体(ホモ接合体)となりそれが将来、遺伝子を残す女王になる。

つまり、女王にしたら自分の血を薄めることなしに次代の女王を産める。

女王自身もホモ接合体なので、結果的には自分のクローンが代々産まれて遺伝子の器たる生物個体は滅んでも遺伝子自身は不死である。

一方、オス(王)からすれば、将来女王になるメスアリには自分の遺伝子は伝わらない。

自分の遺伝子が残せるのは、女王との間にうまれた将来王になるオスアリのみ。

オスにとっては是非ともオスを産んでくれ、というところだろうが、オスメスの産み分けは女王がやっているので自分は口を挟めない。

キイロヒメアリのように、オスが完全に消されてしまうよりはまだましか(苦笑)

消したいヤツがいれば連絡を

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