2013年11月4日月曜日

虫にだってある、過労死!

先日のつづき。

コロニーにおける仕事量の多寡が日常的に変動する状態化に

社会性昆虫のハチ、アリにあって、ワーカー(働きアリ、働きハチ)の中に、常に率先して仕事をするもの、常に怠ける傾向のあるもの、というグラジエント(勾配)があると実際にはどんなことが起きるであろうか。

人間でも働きすぎると過労で倒れる。

下手をすると「過労死」となる。

昆虫も同じである。

野菜のハウス栽培で、花を受粉させるのにミツバチが使われる。

しかし、ミツバチのコロニーはハウス内で早晩絶滅するという。

ハウス内でミツバチはあまりにもたくさんの花があるために、本能に従って蜜を集め続ける結果、過労死で死んでしまうから。

自然界ではもちろん、こういう場面は少なかろう。

しかし、職務に忠実すぎる虫ほど過労で命を削ることは間違いなかろう。

では、働き過ぎの虫が死んでしまうと、そのコロニーはどうなるのであろうか?

その質問に答えるような実験がなされた。

まず、アリのコロニーを観察し、よく働くアリと働かないアリを選り分けた。

「よく働くアリ」だけの集団と、「働かないアリ」だけの集団に分けて観察すると、「よく働くアリ」の集団なのにもかかわらず、その中に働かないアリが出現した。逆に「働かないアリ」集団内によく働くアリが出現した。

これは一体、どういうことなのであろうか?
(つづく)

アニメーターの低賃金、仕事の苛烈さは半端ないという
こわすな大人の夢!

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