2013年11月14日木曜日

みんな自分(^o^)/

昨日のつづき

細胞性粘菌は、栄養源飢餓に陥ると、沢山の細胞が集まって、胞子体をつくる。

その胞子体は、子孫を残せない柄細胞と子孫を残す胞子細胞に分化する。

誰だって、自分の遺伝子を残したい。

しかしみんながみんな、胞子細胞になるわけにはいかず、どうやって貧乏くじを引く細胞が選ばれるのか?

実はそんなに真剣に悩む必要はないのである。

何となれば、実は全ての細胞は自分なのである。

細胞分裂で増えて、栄養源飢餓になると集合する。

となれば、周りにいるほとんど全ての細胞は元は一つの細胞由来の細胞で、自分のクローンなのである。

クローンと言えば綾波だが、クローンにしては笑

つまり、誰が傘細胞になろうが、自分の遺伝子が後世に残せることにはかわりがないのである。

それは、我々、多細胞生物の状況と似ている。

多細胞生物は多くの細胞集団からできているが、その中には子孫を残す生殖細胞(精子や卵子)と残せない体細胞に分化する(われわれの体のほとんどの細胞は体細胞。脳も心臓も含めて)。



体細胞が反乱を起こして、全員、生殖細胞になろうとすれば、生物個体としてはやっていけない。

全身精巣、全身卵巣の化け物になってしまい、動くことも餌をとることすらできない。

しかし、全ての細胞は一つの受精卵から分裂して増えた子孫であるため遺伝子は共有している。

そのために体細胞は子孫を残せないものの、自分の遺伝子は生殖細胞がきっちり残してくれる。

なので、体細胞も自分の境遇に甘んじて縁の下の力持ちとして、生殖細胞に運命を託すのである。

それと同様なことが、原始的な条件付き多細胞生物と言える粘菌でも起っているのだ。

自分のクローンに遺伝子を残す作業を託すのだ。

ガンダムUCは後世にのこる



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