2013年11月30日土曜日

猿でも人でも

昨日のつづき

昨日はセンチュウ(線虫C. elegans)の話をした。


センチュウのある遺伝子を異常にさせると、長寿になった。

でもそれは所詮、下等な生物の話でしょ?

と思ったあなた、それが違います。

実は、センチュウで見つかっている遺伝子は我々、哺乳類にも存在し、その遺伝子の働きを操作すると遺伝子が長寿になることが分かっている。

ほんの一つの遺伝子を弄っただけで長寿になる、そんなことがあるのか?

それがあるのだ。

寿命をわざと短くしている仕掛けがある。意地悪な仕掛けが。

ネズミの場合でもラパマイシンという薬剤でTORというタンパク質の働きを阻害すると長生きになる。

同様なことは、栄養を摂る量を減らしてTORの働きを低下させると、猿の老化も抑えられる。


それは恐らく人でも。

斬っていいのは、斬られる覚悟がある奴だけだ!
キルラキル

0 件のコメント:

コメントを投稿