2013年1月7日月曜日

骨太のあなたへ

ガテン系的な骨太はうらやましい。


動物の体重と内臓の大きさは概ね比例する。

肺   体重にほぼ比例
心臓  体重にほぼ比例

まあ、循環器系が体重に比例するのは直感的に分かる。

それぞれ、酸素と栄養を各細胞(体重に比例)に送らなければならないから。

しかるに、全ての器官が体重に比例するとは限らない。


以前紹介したように、体重を支える骨は体重に比例しない。

骨が体重を支えるとすると、骨の断面積は体重に比例して太くなる。

骨の重さ ∝ 骨の断面積 × 骨の長さ ∝ (体重) × (体重)^1/3 = (体重)^4/3

と、体重の4/3乗に比例して骨は重くなる。

さらに、動物はただ立っていればいいというわけではない。

飛んだり跳ねたりしてもそれを支えなければならない。

詳しい計算は省くがそれを入れ込むと、骨の重量は体重の5/3乗に比例する。


つまり、体重が重くなると骨の占める割合は加速度的に大きくなる。


だがこの場合、ネコを基準に考えた場合にはゾウは88%が骨になってしまう!

骨太っぽい? ズゴックガンダム


しかし、実際にはそうなっていない。

実際には動物の骨の重量は体重の1.09乗にしかなっていない。

これを苦し紛れに解釈すると、こうなる。

体重の軽い動物(例えばネコ)では、必要以上に骨を強くしている。そのため、ネコを基準には考えられない。と。

つまり体重の軽い動物程余裕をもって骨格系を準備している。

それに対して、体重の重い動物ではその余裕がない。

5メートルの高さからヒトとネコを落としてみれば分かる(落とされたくないが)。

確かに、ネコは全く怪我しないが、ヒトはダメージを負う。

ネコのあの身軽さは体重が少ない故なのだ。

人間でも同じことが言えようか。

同じ割合の骨格系なら子供の方が飛んだり跳ねたりする際の骨への負担が少ないことになる。

なんとなく感覚的に分かる気が。

高いところから落下するとゾンビになりますから
さんかれあ






 

2013年1月6日日曜日

こわい漢字(11)「獄」

今回は地獄の「獄」。

正月そうそう、すみません‥‥‥


元の字は「犬」二匹が両脇から「言」を挟んだ形。

この「言」であるが、神への祝詞(のりと)を入れた器(口、サイ)の上に「辛」(入れ墨をほどこす針)を置き、神へ誓う言葉を表している(もし約束を違えたら入れ墨の刑を受ける)。

はい、心して正直にしゃべりましょう。


訴訟を行う時、当事者同士が犬の犠牲を差し出して神に誓い、争って負けた方が牢獄に収監された。そこから「獄」が牢獄の意味になった。




もし殷の時代の生け贄が猫ならば「猫言猫」と漢字がとてもややこしくなっていた、と猫好きの私は思うのである笑

生け贄が犬でよかった(犬好きの人、スミマセン)。

異色のぞんびもの、さんかれあ

ぞんび猫のバーブちゃん
別に生け贄で殺されたわけではありません

2013年1月5日土曜日

こわい漢字(10)「祓」

初詣に行った人も多かろう。

今回はお祓いの「祓」。

「示」は神を祭るさいのテーブルの形。そのため、しめすへんの漢字は神(正字は示申)に関係している。

「祓」のつくりは、「犬」に「ノ」。刀で斬られた犬の形。

古代中国殷では、犬を生け贄として邪霊をはらうという意味でつくられた。

日本での「はらう(祓う)」は「払う」と同義で、衣服に付いたゴミを払う、というように、自分に付いた穢れ(けがれ)を落とす行為。





煙突の「突」も旧字は「突」で「穴」に「犬」。

火をつかう竈(かまど)は神聖な場所であった。

その穴に犬を埋めておはらいをした。

斬りつけられてないだけまだましか



エヴァ破とQの間を埋めるスピンオフお願いします



2013年1月4日金曜日

草食系の人へ

草食系男子、肉食系女子、とか言われているが、

野菜ばかり食べてもなかなかお腹にたまらない。

なぜかというと、植物の細胞の体積のほとんどを液胞が占める。

液胞(水で満たされている)は風船(中に空気が入っている)のようなもので、細胞の体積をそれこそ水増しして大きくすることに役立っている。

動物細胞は10ミクロンくらいなのに対して、植物細胞は50ミクロンの大きさをもつのはこの液胞が役立っている。

真ん中の白い部分が液胞


植物はある場所に根を下ろしたら、早く背丈を伸ばして日当りを確保しなくてはならない。

そのためには早く成長することが重要である。

それため、一つずつの細胞を大きくしててっとり早く成長している。

そのための水増しが液胞である。

そのため、植物細胞を食べてもそのほとんどは水なので栄養にならない。

更にその大きな細胞を支えている細胞壁はセルロース(糖分が連結したもの)を主成分としているが、動物はなぜかセルロースを分解する酵素を進化的に獲得できなかった。

そのため、それらは食べても栄養にならずに排泄されてしまう。
(そのため繊維質は整腸剤的に働くことになるが)

ただし、ウシなどの反芻動物では胃袋の中にセルロースを分解できる細菌を飼っているため、それらの助けでセルロースを分解した細菌ごと栄養にすることができる。

ちなみに、ウシが反芻するのは、餌を食べている時には捕食者に対して無防備になるため、取りあえず草の生えている餌場で餌をどんどん口で摘み取って胃袋に蓄え、その後で安全なところに移動した後にゆっくりと消化するためである。

草食系は肉食系と違ってエサを追いかけなくてもよいが、肉食系の餌食にはなる。
(草食系男子は肉食系女子の餌食になるとは決して言ってません、笑)

すべての草食系のもの達に幸あれよかし!

とは言ってもやっぱ肉食系男子か、
Fate、ギル君




2013年1月3日木曜日

なぜ食事は日に3回か?


正月で食べ過ぎたひともいることだろう。





昔の日本人の食事は二食だったとは言え、それにしても一日、二、三食は食べる。


休日、爆睡して起きたら夕方だった時には一食だったとしても(笑)



食べる食事の量は当然、その生物の基礎代謝量に比例する。

小石に相当するネズミは体が冷えてしまわないようによく食べる。

ネズミは1日に自分の体重の10%ほどの餌の量を食べる。

60キロのヒトで言えば1日に6キロの食事をとらなければならない(実際は2キロ程度)。

一方、体重当りの基礎代謝量の少ない、大型動物では体重当りの食べる量が少なくなる。

人間がもう小さかったら食べることにその人生の大半を費やさなければならなかったろうし、逆に大きすぎたら食事は3日に1度ということになっていたかもしれない。

ヒトはちょうどいい大きさだったから、適度に食事を楽しめている。
感謝!!

Fate、セイバーライオン
今年一年、みなさんが健やかに食事ができますように!



2013年1月2日水曜日

あなたのしもべは何人?

日本人の基礎代謝量(じっとしている時の消費エネルギー)は約70ワット。

100Wの電球より少なく意外に少ない。

もっともこれは安静にしている時のもの。

ウォーキング 230ワット(安静時の3倍)
ジョギング  700ワット(安静時の10倍)

http://offtime.sakura.ne.jp/calc/01_neturyo/index.html

くらいになるから、やっぱり運動するとお腹が空くのは道理。

一日の平均の代謝量はこの基礎代謝量のおよそ2倍。

つまり、日本人の平均代謝量は140ワットということになる。

さあ、ここで問題。

現代人は電力、石油を大量に消費して便利な暮らしを送っている。

平成23年度ベースで日本人は年間一人当たり石油換算で3.7トンのエネルギーを消費している(製造業で使用されるエネルギーなど全て含めて)。

http://www.mlit.go.jp/statistics/pdf/23000000x031.pdf

これは約5000ワットに相当する。
(これはゾウなみの大きい動物の基礎代謝量に匹敵する)

つまり、35人分の基礎代謝エネルギーを消費していることになる。

つまり召使いを35人使っていることになる。

いかに現代人が昔の人から見たら楽な暮らしをしているかわかろう。

洗濯機なんかはほんとに役立つしもべ。

昔なら、江戸から京まで何日もかけて歩いて旅したところを、新幹線なら2時間ちょっとでついてしまうのだから。



最もエネルギーを使っているアメリカ人はさらに日本人の2倍程度。

地球が何億年もかけて溜め込んできた化石燃料を百年単位で使いつくそうとしているのだから恐ろしいことだ。

いぬぼく
一人でいいので万能執事下さい!笑



2013年1月1日火曜日

巳年なので

明けましておめでとうございます。

この一年がみなさまにとって佳い一年となりますよう。



へび年ということで、爬虫類の話しから。


動物園にいる大型のワニ。

さぞかし、たくさん餌を食べるだろうと思われがちだが、さにあらんや、あまり食べない。

あまり動かずにじっとしていることもあるが、変温動物であることがあることが大きい。

一週間にニワトリを一、二羽程度程度という。

なんと、同じ体格の動物で比較すると恒温動物は変温動物の30倍も生きてゆくのにエネルギーを必要とする(じっとしている時の基礎代謝エネルギー量)。

恒温動物(哺乳類と鳥類)は体温を保つためにかなりのエネルギーを使っていることを思い知らねばならない。

我々は省エネの反対をいく動物なのだ。
(そのために冬でも体温が下がらずに活動できるとしても)

ここからわかること。

もし食肉用に家畜を飼うのであれば、哺乳類のウシやブタや鳥類のニワトリではなく、変温動物のカエル、ワニを食べるべき。

餌代がかからずエコだ。


巳年の今年こそヘビが流行ってもよいかも(笑)

化物語、なでこスネイク。
ご神体は食べてはいけません


今年も本ブログをよろしくお願いします m(_ _)m