2013年7月8日月曜日

こわい漢字(59)歩く、走る

足で行うことは、まずは歩く。

「あし」を現す、「止」と「足」に使われている「止」は右足の足跡のかたち。

歩くにも「止」が入っているのがわかる。



この歩く、の漢字は、右足の足跡に加えて左足の足跡も加えてできた。

左右の足であるいていく足跡を漢字にしたものなのだ。




一方、走るは、両手を振って走っている人の姿と、足跡が組み合わさった形。

とても分かりやすい。

小学校でもこのように字義を教えてくれれば、覚えやすいのに、この2つの字をみるとそう思う。

オートバイを駆る、走らせる
Fate/Zero セイバー

2013年7月7日日曜日

こわい漢字(58)足

先日紹介したように、「止」はもともと足あとの象形文字で「あし」の意味を現した。



しかし「止」がその後「とまる」の意味に使われるようになったために、「あし」をあらわすために別の漢字が作られた。

それが「足」。

「止」の上に「口」をつけて「足」の字がつくられた。

「口」は膝のお皿。


「足」の元の字がチューリップのようで、かわいい。

こんな感じ

人がペンギンだったら「足」の字もちがっていた

2013年7月5日金曜日

酵母のおしっこ

アルコールは本来、体にとっては有毒なものであるのにもかかわらず人はお酒を飲める。

それはアルコール(エタノール)を代謝する能力があるからだ。

酵母がつくるアルコールは本来、酵母にとっては産業廃棄物で体外に捨てているおしっこのようなもの。

人間はその酵母のおしっこをありがたがって飲んでいる。

酵母もアルコールは体に有害なため排出しており、酵母自身も自分の出したアルコールが培地に溜まり過ぎると細胞が増えられなくなる。

醸造酒のアルコール度数が10数%程度なのはそのため。

自分のおしっこが周りにあふれて窒息してしまう様なもの。

高濃度のアルコールは細胞膜を溶かし、タンパク質を変性させる。
アルコール度数の高いウイスキーのような蒸留酒を飲むと咽喉が焼ける様な痛さがあるのは細胞がやられている証拠。

到底、そんな環境で生きられる生物はない。

動物も、もし大量のアルコールが体外から取込まれると慌ててそれを除去しようとする。

主に肝臓でアルコールは代謝される。

アルコール →(アルコール脱水素酵素)→ アセトアルデヒド →(アセトアルデヒド脱水素酵素)→ 酢酸 → 炭酸、水 (脂肪合成)



上記のように、アルコールはアセトアルデヒドに代謝されるが、アセトアルデヒドも毒性の高い物質なので、さらにその後、酢酸に代謝され、その酢酸は炭酸と水に分解されたり、脂肪として蓄積される。

沢山お酒を飲む人が脂肪肝になるのはそのためだ。


10数%とは言え大量のアルコールが自然界で体内に取込まれることはないのに、なぜそれに備えて解毒経路が備わっているのか?

神様は、人がお酒を飲む事を見越して酵素を用意してくれたんじゃね、とのんべえは考える(笑)

英霊はのみっぷりもりっぱw
Fate/Zero

身軽になりたいミトコンドリア

核のDNAの他に、動物はミトコンドリアの中にもDNAをもっている。

これは太古ミトコンドリアが独立した生物であった時の名残と考えられている。

しかし、その共生を初めて真核生物が誕生した後の進化の過程でミトコンドリアは細胞に飼い馴らされて、去勢状態になってしまった。

核のDNAに比べてほんのわずかしか、DNAをもっておらず、もとあったDNAのほとんどは核に移譲してしまった。

一つの細胞当り、

核DNA                       30億塩基対(全長1.8メートル)
ミトコンドリアDNA     16,568塩基対(全長5ミクロン)

であり、ミトコンドリアDNAは核DNAのわずか40万分の1しかない。

当初のDNAの100分の1の大きさになってしまったと考えられている。

しかし、ミトコンドリアはその少ないDNA上に遺伝子(タンパク質、RNA)が隙間なくびっしりと並んでいる。



一方、核DNAは隙間だらけに遺伝子が並んでいる(遺伝子として使われているのはたったの1.5%に過ぎない)。

なぜ、ミトコンドリアが無駄なDNA配列を嫌ってできるだけ切り詰めてDNAを構成しているかというと、ミトコンドリアで呼吸を行う際に、不可避的に反応性の高い活性酸素が生じてしまい、それがDNAにダメージを与えるからである。

報告では、ミトコンドリアDNAは核DNAの10倍も活性酸素によってダメージを受けている。

そのため、ミトコンドリアはもともと持っていたDNAを核に預けなければならなかったのだ。

身軽でいいかもしれないが(笑)

最近のガンダム(ガンダムseed)

初代ガンダム
ガンダムは昔の方が身軽だった(笑)

2013年7月4日木曜日

メタボ解消(3)基礎代謝を向上させるには

昨日のつづき

基礎代謝を向上させることがメタボを解消するのに重要ということはわかった。

では基礎代謝の内訳をみる。

筋肉で50%、肝臓で30%、残りの臓器で20%。

つまり、筋肉における基礎代謝をふやすことが基礎代謝を増やすのに効率的。

基礎代謝を増やすのに有効なのが、細胞中のミトコンドリア。

ミトコンドリアは栄養を燃焼させてATP(エネルギー)をつくる。

つまり、基礎代謝をふやすためにミトコンドリアの働きを高めればよい。

答えは出たが、どのようにミトコンドリアの働きを高めるか?

手っ取り早くミトコンドリアを増やすには、筋肉のミトコンドリアをふやすのがよい。

慣れない運動をすると、初めの数日は辛くてともそのうち慣れてくる、という経験は誰しも持っているが、これは運動をすることで細胞中のミトコンドリアが増えることが原因だ。

つまり、運動をする→ミトコンドリアを増やす→基礎代謝を増やす→メタボ解消

が王道なのだ。

空の境界、BS11で放送開始
奈須きのこはサブカルの王道

2013年7月2日火曜日

中年になると太る理由

摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると脂肪として体にエネルギーが蓄えられる。

これを解消するためには、消費エネルギーを増やせばよいとよいといういうことで太った人にはとにかく運動、歩く事、などが進められる。

しかし、人間の消費エネルギーのうちに運動で消費されるエネルギーは実はそれほど多くないのが実情だ。

消費エネルギーの代謝は次の三つに大別される。

① 生活活動代謝(体を動かす事による代謝)
② 食事誘導性熱代謝(食事によって発熱することによる代謝)
③ 基礎代謝(体温を一定に保つ、心臓を動かし血液を循環させる、細胞の働きを司る代謝)

消費エネルギーの割合は

① 生活活動代謝    2, 3割
② 食事誘導性熱代謝 1割
③ 基礎代謝     6, 7割

これをみれば、生活活動代謝がさほど大きくなく、基礎代謝が我々の代謝の大半を占めていることが理解できよう。

我々の体はご飯を炊いた後の炊飯器がご飯を一日中温めておくように、常に保温スイッチが入りっ放しの状態でどれだけエネルギーをそれで消費しているかは想像してみると、かなりのエネルギーが体温調節に消えていっている。



恒温動物は冬でも動ける体を手に入れるために、かなりのエコではないシステムになっている。

せめて、暑い夏場だけでも保温スイッチをオフにできればよいのにと真剣にそう思う。

この基礎代謝エネルギーは年齢とともに減少してゆく。
(お年寄りが冷え性になるのはそのせい)

そのために、若いときと同じ分の食事量を摂っていれば、中年になって余剰の脂肪が蓄積し太るのは当たり前、ということに…

ごりっぱ!

お金なら、支出<収入、大歓迎
出費を3つに分類すると、たべる、みる、よむ


2013年7月1日月曜日

ミトコンドリアのちから

今回から瀬名秀明、太田成男『ミトコンドリアのちから』(新潮文庫)から話題を採上げる。


大学院時代にミトコンドリアを研究していたため、今でもミトコンドリアには執着がある。

ミトコンドリアは、呼吸を司っている細胞内小器官。



まず、今回は「メタボ」を採上げる。

メタボ、メタボリックシンドロームは日本語では「内臓脂肪症候群」と言う。

内臓脂肪、それが溜まり過ぎることが、心筋梗塞、脳梗塞を引き起こす。

40〜74才の男性 2人に1人
     女性 5人に1人

がメタボである。

取り入れる栄養(収入)が使うエネルギー(支出)に比べて多過ぎるために、余剰の栄養が内臓に脂肪として蓄えられてしまう。

メタボの改善、予防には内臓脂肪を減らすしかない。

では、どのようにしたらそれが可能か?

それをミトコンドリアの視点から見て行く。
(つづく)


鉄人28号(神戸市)
間違いなくメタボでしょ(笑)