2013年7月2日火曜日

中年になると太る理由

摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると脂肪として体にエネルギーが蓄えられる。

これを解消するためには、消費エネルギーを増やせばよいとよいといういうことで太った人にはとにかく運動、歩く事、などが進められる。

しかし、人間の消費エネルギーのうちに運動で消費されるエネルギーは実はそれほど多くないのが実情だ。

消費エネルギーの代謝は次の三つに大別される。

① 生活活動代謝(体を動かす事による代謝)
② 食事誘導性熱代謝(食事によって発熱することによる代謝)
③ 基礎代謝(体温を一定に保つ、心臓を動かし血液を循環させる、細胞の働きを司る代謝)

消費エネルギーの割合は

① 生活活動代謝    2, 3割
② 食事誘導性熱代謝 1割
③ 基礎代謝     6, 7割

これをみれば、生活活動代謝がさほど大きくなく、基礎代謝が我々の代謝の大半を占めていることが理解できよう。

我々の体はご飯を炊いた後の炊飯器がご飯を一日中温めておくように、常に保温スイッチが入りっ放しの状態でどれだけエネルギーをそれで消費しているかは想像してみると、かなりのエネルギーが体温調節に消えていっている。



恒温動物は冬でも動ける体を手に入れるために、かなりのエコではないシステムになっている。

せめて、暑い夏場だけでも保温スイッチをオフにできればよいのにと真剣にそう思う。

この基礎代謝エネルギーは年齢とともに減少してゆく。
(お年寄りが冷え性になるのはそのせい)

そのために、若いときと同じ分の食事量を摂っていれば、中年になって余剰の脂肪が蓄積し太るのは当たり前、ということに…

ごりっぱ!

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