2013年9月14日土曜日

こわい漢字(79)慎ましさ、とは?

今回は、石原慎太郎の「慎」。

彼は、名前に反発したのか、慎ましさ、からもっとも遠そうにみえるが(笑)

それはさておき、今回は「慎」、正字は「愼」。

以前紹介したように、

「真」(「眞」)は行き倒れた死者を意味していた。

「眞」に「心」で「愼」。



つまり、死者に対して、心を込めて祈ることが「愼」の原義。

顚倒(転倒)の「顚」は死者が行き倒れる、が原義。

「頁」は人の顔を横から見た形。

つまり、横死者を拝しているのが「顚」。



「真」がつく字はみな「死」と密接に関係している。

行き倒れガンダムにも「慎」しんでおくやみを


2013年9月13日金曜日

白を好む理由

カネボウが美白効果のあるロドデノールを含んだ美白化粧品の回収を進めている。

ロドデノール


美白が行き過ぎて、白班を生じてしまっているからだ。

問題はカネボウがこの危険性を知りながら、今年になるまで回収を行わなかったために、白班を生じた10000人を超える患者が出てしまったことだ。

ロドデノールはメラニンの生合成に必要なチロシナーゼを阻害する物質として同定された。

http://www.kanebo-cosmetics.co.jp/company/pdf/20101221-01.pdf

あまりにも薬理作用が強すぎて、メラニンが作られないばかりか、色素細胞を殺してしまう。そうなると不可逆的にその部位は白抜きになってしまう。


一体、なぜ女性は美白を好むのであろうか。

色の白いは七難隠す、と昔から言われているように、白い肌に黒い髪が日本女性の美の基準とされた。

同じ白黒でも、黒い肌に白い髪ではぞっとしない。

肌の白さ、は実質的にはメリットはないと思われる。

例えば、白い肌の方が紫外線で皮膚がんになりやすい。

そもそも、メラニンは紫外線防御に必要だからこそつくられる。

白い肌はいわばメラニンが作れないまずい性質を私はもっています、と宣言しているようなもの。

生物としてはまずい。

しかし、これは性淘汰の「ハンディキャップ理論」で説明できる。

クジャクの羽が美しいオスは捕食者に目立つのにも関わらず、それをきれいに保ったまま生き抜いているという事は、「僕はいかに目立とうとも敵から逃げ果せるだけの体力と健康を有していますよ」とメスにアピールしている事になる。

同様に、

肌が白い女性は紫外線で皮膚がんになりやすいにも関わらず、そうならずに生き抜いているということは、「わたしは肌が白くてもがんになりにくいということは、がんになりにくいすばらしい体質なのよ」とオスにアピールしていることになる。

さらに、白い肌は老班が目立ちやすい。

それにもかかわらず、きれいな白い肌をしているという事は、「若々しさ」、「健康」をアピールしていることにもなる。

つまり、女性の白い肌は十二分に、その女性の若さ、健康、がんになりにくさ、をアピールするための信用できる看板になりえそうだ。

男性はそれを信用して女性を選べば良い。

雪女が一番、モテ女になりそうだ、この理論で言えば(笑)

ロザバン、白雪みぞれ

2013年9月12日木曜日

同性愛者の男子が産まれやすい条件

やおい好きの女子でも、同性愛者の息子を産みたいという女性はどれほどいるのだろうか。

今回、そんな女子のために文章を書くわけではない笑

授業でやったように、

同性愛者の男性は女性脳を持って生まれてしまったため、脳が勝手に自分を女性と誤認して男性を好きになってしまう(女性の同性愛者に関しても同様な理屈になろう)。

脳の性別が決まるのは胎児期。

胎児の時期、男性の場合はSRY遺伝子のスイッチが入って男性へルート変更する(そうならなければ、女性脳になる)。

その結果、自分で男性ホルモン(アンドロゲン)をつくるようになり、体も心(脳)も男性化する。

しかし、その器である母胎が胎児に対して全く影響を及ぼさない筈がない。

ネズミを使って、それを調べる実験が行われた。

妊娠14日から21日までの一週間、毎日三回、プラスチックのせまいケースに45分間閉じ込めてストレスを与えるという実験。

そのストレスを受けた母ネズミから産まれた仔ネズミのうち、オスのネズミがなんと大きくなってからメスとして振る舞ったのだ。つまり、同性愛ネズミになってしまう個体がふえた。一方、同性愛者のメスはふえなかった。

つまり、男の子を妊娠中の母胎で脳が男性化する時期に過度のストレスが加わると、胎児の体の方は男性化するものの、脳が男性化できなくて同性愛者になってしまう危険性があるということを示している。

人間の場合、男の子の脳が男性化するのは妊娠8〜24週目頃。

人を使って実験するわけにはいかないが、それを支持する調査結果はある。

1934〜1953年にドイツで生まれた男子のうち、42〜47年にかけて同性愛者が際立って多かった。その時期、ドイツ全土は戦場となり、戦争が終わっても混乱が続き母胎に強いストレスがかかった。

おそらくは、母胎が胎児に働きかけて胎児のアンドロゲンの分泌を抑えたものと思われている。

これには適応的な意味があると思われる。

時々の争いはその種族が生き残るためには必要であったであろう。

しかし、戦いの長期化はマイナスである。

そのような時には、戦を好む男性脳をもつ個体を集団内から減少させることで長期的にみれば平和に振り子を戻すのに役立ったはずである(仮説だが)。

昔から、多くの戦争、争いごとが人類の間に繰り返されてきた。

その度に、多くの妊婦から生まれた「男子」が女性脳になり同性愛者になった可能性がある。

みなさん、妊娠している女性に極度のストレスを与えないで下さい!!

次世代の男子が迷惑します!! (>_<)

ストレス解消にアニメを(・∀・)ノ
亡国のアキト14日封切


2013年9月11日水曜日

なぜ人類の女性は常に発情しているのか?

今回も竹内久美子の『男と女の進化論』から。

この本は発刊からすでに20年近く過ぎているので、進化学の内容として古いものになっているのが残念だが、その当時の学説が知れて面白い。

さて、犬でも猫でも発情期があり、いや、ほとんどの哺乳類には発情期がある。

哺乳類でメスに決まった発情期がない(つまり、いつも発情している)のは人間だけという。

この特殊性に関して、彼女の展開する論理は以下のようなもの。

近縁種のチンパンジーでは、発情期間が長く、発情期間のメスはオスから食料を分けてもらえる代わりに交尾を許すことが観察されている。

つまり、人間の女性が常に発情するようになったのは、昔、男に体を任せる代わりに男から食料をわけてもらえる慣習があり、そのため、発情期間の長いメスがより子供を残しやすくその子孫がふえたのではないか。


はい、先生質問です!
では、なぜ全ての哺乳類のメスでそうならないのですか?

人間だけなぜそんな特殊性を身につけたのですか?


と自分なら突っ込む。

質問を変えよう。

なぜある特定の時期だけに哺乳類の発情期が存在しているか?

ヒグマのメスは穴の中で冬眠中に出産する。

そして春になり、雪解けの季節となりたくさんの食べ物にありつけるようになる頃に、親子共々穴から出てきて子育てをする。

つまり、子育てをするのに適した季節(餌が豊富にある季節)がまずあって、そこから逆算されて発情期が設定されているのだ。

いくら、発情しているとオスから食料を分けてもらいやすいからと言って、エサがない時期に発情してオスに体を許しても見返りはない。

さらに、もし餌が少ない時期に子供を出産することにでもなれば一家全滅だ(子供はおっぱいで育つとしてもお母さんの食料は必要)。

つまり、人類の女性が一年中発情できるようになったのは、おそらく、どの季節に子供が生まれてもその子供を育てるだけの食料を人類が調達できるようになったためなのだ。

つまり、食料調達が前提であり必要条件なのだ。

ある時点で人類は年間を通して、まんべんなくある程度豊富な食料を調達することが可能になったと思われる。

サルのような樹上生活者ではそうはいかない。

木の実のなる時期は決まっているから。

おそらく、人類がハンターになり肉食を始めたことがきっかけであろう。

いつでも子育てできる状況が整えば、発情期間の長いメスの方がより多くの子供を残せる。

しかして、女性は常に発情しっ放しとなった。

この仮説を検証するには、肉食、草食問わず、一年中餌が豊富にある野生生物と餌の偏りが大きい野生生物での発情期間を比べれば良い(誰かやって)。

加えて「昔、男に体を任せる代わりに男から食料をわけてもらえる慣習があり、そのため、発情期間の長いメスがより子供を残しやすくその子孫がふえたのではないか」云々には賛同できない。

チンパンジーは乱婚制であり、人間は一夫一妻制である。

人間の場合、夫と妻が常にお金(食料)を仲立ちにして男女が交接しているか、といえば違う。

一夫一妻制は、そのような危うい契約で成り立っているのではない。

竹内久美子の本は「面白ければよかろうなのだ」的なところがあり、諸処、論理的に甘いところがある。

突っ込みながら読むのが好きな人にはよい本か(笑)

突っ込みどころ満載なマンガ、アニメであっても
面白ければよかろうなのだァァァァッ!!
ジョジョ、カーズ

2013年9月10日火曜日

なぜ女性は男性に甘えるのか?

全ての女性が、というわけではないが、女性は男性に甘えたがる。
(彼女に甘える男子がいないとは言わないが)

逆に言えば、男性は女性の甘えた仕草に弱い。

これはなぜか?

竹内久美子考えるのが以下の説。

甘える、のは通常幼児。

つまり、女性が甘えるのは「幼さ」の擬態。

では、なぜ女性は自分を幼くみせようとするのであろうか。

以前にも書いたように、男性は若い女性が好きだ。

それは将来にわたり子供をたくさん生んでくれるから。

だから、幼くみえる女性にはめっぽう弱い。

外国人からみると日本(東アジア人)の男女は幼くみえるというが、要は幼児体型だから。

幼生進化(ネオテニー)
http://ushitaka7.blogspot.jp/2012/06/blog-post_06.html

体つきだけではなく、精神的にも幼い大学生が多い。

擬態しすぎ(笑)

男性は、女性の甘えが隠し持つ「私は幼いの」というメッセージに抗することはできない。

そういう女性が進化の過程で多くの子供を残してきた結果、甘え上手の女性の遺伝子が残っている。

「アイドルを自分の応援で育てる」というAKBの戦略もこのラインに乗っているものだ。

一方、幼い男性はどうだろう?

女性は概して年上の男性に、それも甲斐性のある男性に魅力を感じる。

つまり、男性は雄々しさ、頼もしさを女性にアピールすることになる。

しかし、のび太のようなダメ男を好きな女性が一定数いるのも事実。

このような女性の母性本能に訴える戦略(?)をとる男子がいてもよい。

「アイドルを自分の応援で育てる」というAKBバージョンの男性ユニットがあってよい。


女性が全員しずかちゃんだったら、男性も楽なのに

口べたな理系クンはなぜ絶滅しないのか?

今回は竹内久美子の『男と女の進化論』から


女性を口説くのが上手な男性は、シャイで女性に声をかけられない男性に比べて、確実に子孫を残しやすかったと考えられる(浮気も含めて)。

分かりやすくするために、前者を「文系クン」、後者を「理系クン」と呼ぶ。

自分も理系畑を歩いてきたし(学部は物理学科だったが男女比は9:1)、特に高校時代は男子校で(未開の地グンマーは公立の男子校、女子校がふつう)、しゃべる能力だけではなく女子としゃべる機会まで奪われる。

未開の地グンマー
http://matome.naver.jp/odai/2133724113192734101

http://www.youtube.com/watch?v=vYz1-3GM3v4





さて、グンマーから話を理系クンに戻すと

理系クンはこの逆境をどのように凌いで今日まで生き延びてきたのか?

まず理系というと、理屈っぽくて、うんぬんということに必ずなるが、理系脳こそ、男性脳の典型と言ってよい。

物事の「しくみ」に興味を持ち、メカに強い。

物事にのめり込みやすく、自分の世界に閉じこもりやすい。

男性脳が発達しているため、総じて女性脳が得意とする共感能力が相対的に低いため、こと、対女性に限らず、対人関係を築きにくい(こういう議論をすると、なぜ、一人の人間が男性脳、女性脳の双方発達させられないのだろうか、謎)。

典型的な例は、アスペルガー症候群に近いシャーロック・ホームズ、福山演じる「ガリレオ」の湯川学。


アスペルガー症候群患者は、ある分野については驚異的なまでの集中力と知識を持つ反面、空気を読むなどの行為を苦手とする、といった特徴を持つ。




竹内久美子はいろいろと説を出している。

曰く

1. 女性も口がうまい文系クンには注意するため(すぐ別の女性に乗り換える危険性が高い)、口べたではあるが堅実で安心感のある理系クンに一定のニーズがある。

2. 武器開発に重要な理系人間は戦争時に重宝されて、前線に送り込まれることがなく、戦争が起こる度に文系クンの割合が減って調整が進んだ。

3. 理系の能力は重宝されて、自分は結婚できなかったとしても自分の遺伝子を共有している一族の社会的地位が上がり、自分の遺伝子を間接的に残せた。

4. 「お見合い」のシステムが理系クンにも一定のチャンスを与え続けてきた。

2の仮説は太平洋戦争時を踏まえてだが、これが何万年も本当に続いてきたのか疑わしい。

1に関しても、結婚相手はそうかもしれないが浮気となると口のうまいヤツの方がチャンスが多い。

つまり、理系クンの方が文系クンより、口先のテクニックとはべつのところで確実に優位なところがあり、理系クンの方が結婚相手としてはいい、と女性に思われていなければ理系クンが安定的に生き残っている説明がつかない。4の仮説もその点弱い

そこで私論であり試論であるが、

実は、理系クンは女性に選ばれやすいアドバンテージを持っている!

それが年収。



理系クンの方が年収が多く、これは結婚を考える女性に対して大きなアドバンテージ。

昔、給料がなかった場合にも、武器や罠に常に工夫していた理系クンの獲物は文系クンの獲物より多かったろう。

稼ぎが多ければ結婚に有利だし、その後の子供の養育も容易。

竹内の3の仮説は間接的な効果を指摘したものだが、直接的な効果、だったのだ、理系が強いという事は。

今回は、口が上手だが稼ぎの少ない文系クン VS 口下手だが稼ぎの多い理系クン、という分かりやすい図式で考えたが、稼ぎが多くて口の上手な男子が一番モテるか?、というと話はまた別。

やっぱり、あまり口ばっかりうまい男性は逆に女性から警戒される。

信頼度が低いから。

メカに強い理系はロボ時代の花形
コードギアス

2013年9月8日日曜日

こわい漢字(78)鎮魂、レクイエム

昨日のつづき

「眞」は行き倒れて死んだ人を表している。

不慮の災難で死んだ人は恨みを抱いて死んだため、強い霊力をもつと考えられていたため、「眞」を含む漢字は、この行き倒れた人の怨霊を恐れ「鎮める」ことに関連している。

まずその「鎮」、正字は「鎭」。

行き倒れた人をちゃんと埋葬して「鎮魂」する行為が「鎭」。



霊だけではなく、後には「鎮定」のように軍事的な意味にも使われるようになった。

「充填(じゅうてん)材」の「填」(正字「塡」)。

「うずめる」、「みたす」と読むが、「死者」を「土」にうずめて怨念を鎮めるため埋葬した。


コードギアス、ゼロレクイエム
ルルへの鎮魂歌