2013年9月10日火曜日

口べたな理系クンはなぜ絶滅しないのか?

今回は竹内久美子の『男と女の進化論』から


女性を口説くのが上手な男性は、シャイで女性に声をかけられない男性に比べて、確実に子孫を残しやすかったと考えられる(浮気も含めて)。

分かりやすくするために、前者を「文系クン」、後者を「理系クン」と呼ぶ。

自分も理系畑を歩いてきたし(学部は物理学科だったが男女比は9:1)、特に高校時代は男子校で(未開の地グンマーは公立の男子校、女子校がふつう)、しゃべる能力だけではなく女子としゃべる機会まで奪われる。

未開の地グンマー
http://matome.naver.jp/odai/2133724113192734101

http://www.youtube.com/watch?v=vYz1-3GM3v4





さて、グンマーから話を理系クンに戻すと

理系クンはこの逆境をどのように凌いで今日まで生き延びてきたのか?

まず理系というと、理屈っぽくて、うんぬんということに必ずなるが、理系脳こそ、男性脳の典型と言ってよい。

物事の「しくみ」に興味を持ち、メカに強い。

物事にのめり込みやすく、自分の世界に閉じこもりやすい。

男性脳が発達しているため、総じて女性脳が得意とする共感能力が相対的に低いため、こと、対女性に限らず、対人関係を築きにくい(こういう議論をすると、なぜ、一人の人間が男性脳、女性脳の双方発達させられないのだろうか、謎)。

典型的な例は、アスペルガー症候群に近いシャーロック・ホームズ、福山演じる「ガリレオ」の湯川学。


アスペルガー症候群患者は、ある分野については驚異的なまでの集中力と知識を持つ反面、空気を読むなどの行為を苦手とする、といった特徴を持つ。




竹内久美子はいろいろと説を出している。

曰く

1. 女性も口がうまい文系クンには注意するため(すぐ別の女性に乗り換える危険性が高い)、口べたではあるが堅実で安心感のある理系クンに一定のニーズがある。

2. 武器開発に重要な理系人間は戦争時に重宝されて、前線に送り込まれることがなく、戦争が起こる度に文系クンの割合が減って調整が進んだ。

3. 理系の能力は重宝されて、自分は結婚できなかったとしても自分の遺伝子を共有している一族の社会的地位が上がり、自分の遺伝子を間接的に残せた。

4. 「お見合い」のシステムが理系クンにも一定のチャンスを与え続けてきた。

2の仮説は太平洋戦争時を踏まえてだが、これが何万年も本当に続いてきたのか疑わしい。

1に関しても、結婚相手はそうかもしれないが浮気となると口のうまいヤツの方がチャンスが多い。

つまり、理系クンの方が文系クンより、口先のテクニックとはべつのところで確実に優位なところがあり、理系クンの方が結婚相手としてはいい、と女性に思われていなければ理系クンが安定的に生き残っている説明がつかない。4の仮説もその点弱い

そこで私論であり試論であるが、

実は、理系クンは女性に選ばれやすいアドバンテージを持っている!

それが年収。



理系クンの方が年収が多く、これは結婚を考える女性に対して大きなアドバンテージ。

昔、給料がなかった場合にも、武器や罠に常に工夫していた理系クンの獲物は文系クンの獲物より多かったろう。

稼ぎが多ければ結婚に有利だし、その後の子供の養育も容易。

竹内の3の仮説は間接的な効果を指摘したものだが、直接的な効果、だったのだ、理系が強いという事は。

今回は、口が上手だが稼ぎの少ない文系クン VS 口下手だが稼ぎの多い理系クン、という分かりやすい図式で考えたが、稼ぎが多くて口の上手な男子が一番モテるか?、というと話はまた別。

やっぱり、あまり口ばっかりうまい男性は逆に女性から警戒される。

信頼度が低いから。

メカに強い理系はロボ時代の花形
コードギアス

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