2014年1月27日月曜日

人類はどのように太平洋の島々に渡ったのか?

ブライアン・サイクスは人類の辿ってきた歴史を現在の人々がもつDNAの中に見いだしてきた。

太平洋には大陸から隔絶した多くの島が点在している。

数百キロ離れている島の間をどこからどうやって渡って行ったのだろう。



太平洋の島々に住む人々がどこから渡ってきたのかに関して、主に2つの仮説が出されていた。

(1)東南アジア方面から渡ってきた。

(2)中南米方面から渡ってきた。

距離から言ったら、(1)の東南アジアからじゃね?と思うかもしれないが、主に太平洋の風と海流は東から西へと流れている。

海流

思い出してもらいたい。初めて船で世界一周を果たしたコロンブス一行も太平洋は東から西に航行した。

当時の大型帆船でも、そのルートでは東から西への一方通行であった。

どうしてもアメリカ大陸に戻りたい時には、フィリピンから日本、アラスカへと北上して、北米の海岸伝いに帰るしかなかった。

いわんや、ポリネシアの人々が当時使っていたような小型の舟で海流と風に逆らって、西から東に海を渡るなんてあり得ないと考える研究者が多かった。

その論争に決着をつけるべく、ブライアン・サイクスは立ち上がった。
(明日につづく)

何ぴとたりとも逆らえぬ、絶対服従のギアス
ルルーシュ

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