2013年1月14日月曜日

お風呂に入るとなぜ指がシワシワに?

採れたての話題を。

長い時間、風呂に入ったり、洗い物をすると指先がしわしわになるのはなんのため?

なんて、考えたことがなかった。。

チクショー! 何か合目性があるって考えたら研究テーマになったのに、と歯ぎしりしている研究者は多いと思う。

着眼点の勝利だ。

自分もただ単に指先が水にふやけてしわしわになるだけだろうと漠然と考えていたが、ではなぜ指の腹だけがしわしわになるの? 
他のところだってしわしわになってもよさそうなのに。

そうつまり、指の腹だけ積極的にしわしわにしている仕組みが実はあったということだ!
仕組みに関してはすでに神経系の関与が知られていて、それに障害のある人は指がしわしわにならないことが分かっていたようだ。

生物の形態、行動、イベントには、何かしら合目性がある、とまずは疑うことは鉄則なのに。

ただし、進化の残滓(ざんし)と言うべき今となっては役に立たないものもあるにはあるのでご用心。

例えば、以前紹介した鳥肌など。

http://ushitaka7.blogspot.jp/2012/12/blog-post_10.html



さて、そのしわしわが何に役立っているのかと言うと

ぬれた物をしっかりとつかむため。

実際にしわしわになった人とそうでない人に濡れたもの(ガラス玉)を親指と人差し指でつまんで移してもらうという実験をさせた。

その結果、しわしわの人の方が素早く移し終えられた。

指のしわはタイヤの溝のように水を逃がす効果があるようだ。


この研究がネイチャーに発表された。

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2919831/10071678?ctm_campaign=txt_topics


この研究者は律儀に、ではなぜ常時しわしわになっていないか、ということに関してもコメントしている。

指先の感覚が鈍感になったり、けがをしやすくなったりするからではないかと。

それにしてもこの研究結果は、人類が水辺で進化したとする「アクア説」のエレイン・モーガンを喜ばせることだろう。


ただし、近縁の猿の場合にどうなっているかという比較研究がない。

日本には世界で類のない温泉に入るニホンザルが棲息する。



是非、ニホンザルでも同じ現象(長湯をすると指がしわしわになるか)が起こるか、同じくものをつまむ能力がアップするかニホンザルさんに実験を協力してもらって調べて、人類だけに見られる現象かどうかを調べて欲しい。


それとついでに、

年をとって老人になるとなぜ指がしわしわになるのか、その合目性があるのか調べて欲しい(近接的要因(How)としては、コラーゲンが減少するから)。

老人の場合、指に力がないから、ぬれたものをつまむのにもやっぱり有利なのか???


Fate セイバー バスタイム
英霊の指もしわしわに?



2013年1月13日日曜日

こわい漢字(13)「就」

2014年度採用の就活が開始した。

今回は「就活」の「就」。

偏の「京」は大きな都(古代中国殷の都市は防御のため城壁で囲まれていた)の望楼を備えた城門の形から来ている。

これを京観(けいかん)と言う。

京観は凱旋門に相当していたようで、戦に勝った後、敵兵の尸(しかばね)を埋め戦勝の祝いを記念して作られた。




「尤」は死んでいる犬の形。

城門の落成式に犠牲の犬の血を振り掛けて浄めることを「就」という。

これにより城門の築造が成就するため「なる」、「つく」(その状態になる)の意味になった。


なんとも「就活」の「就」は因縁のある字である。


凱旋門、浄める、からの類想からは、「就」も縁起のいい字と言えなくもない、か。

がんばれ、「就」活生!

アニメキャラには受験も就活もないので
ハルヒちゃん


2013年1月12日土曜日

こわい漢字(12)「献」


本日のお献立は何だったでしょうか。

「献」はけんじる、たてまつる、という意味だが。

旧字の偏には「鬲」(レキ、かなえ、鼎)は三本足の蒸し器であり、神への捧げものを入れる祭器として使われていた。

その際に、犬を生け贄をささげた。




献立に犬がでたわけではなかったんだ。

良かった、良かった。


おかわり! 今日も元気だ、ごはんが美味しい!
Fate/Stay night、セイバー









2013年1月11日金曜日

肉食系のひとへ

昨日のタバコ問題はいずれまた続きを書くとして、


以前書いた、草食系の人へ、の続きで

今日は、肉食系のひとへ。

肉は美味だ。

なぜ肉は美味しいのか?

舌(味覚)は食べてプラスになるものに対して美味しさのポイントを与えてそれに対する指向性を持たせる。

肉を美味しく感じるのは、肉が栄養価が高いから。

確かに肉は植物とは違ってタンパク質や脂肪を豊富に含んでいるため、グラム数当りの栄養価が高い。

先日見た、植物細胞が液胞で水増しされて水ぶくれしているのに対して、動物細胞はぎっしりと細胞内成分が詰まっている。

動物は動かなくてはならないからできるだけ無意味な細胞成分(水でたぷたぷの液胞のような)はない方が良い。

その点、植物は動かないので、水ぶくれした体をもっていてもあまりデメリットにならない。


さて、我々がトウモロコシをそのまま食べた場合に比べて、トウモロコシをウシに与えてウシを食べた場合にはどのくらいエネルギー的にロスが生じるのであろうか?

高温動物は食べたエネルギーのほとんどを体温調節と動き回ることに回してしまうために、体になる栄養分はさほど多くない。



飼料効率とは1キロの穀物を与えた場合に何キロの肉になるかの割合をパーセンテージで表したもの。

ウシ 10%
ブタ 30%
トリ 45%

ウシは10%しか肉にならない。
トウモロコシをウシに与える罪深さが分かろう。

一方、ニワトリは優秀だ。早く大きくなる。

肉を食べるのならニワトリ!(鶏肉も美味しいし)


マクドが森林破壊を促進しているとか槍玉に上がるが、それはどこの国のどの産業も多かれ少なかれ同じことをしている。

マクドを好むアメリカ人を非難はできない。

日本人は海老を食べ過ぎるがために東南アジアのマングローブ林の破壊を助長してきた。


肉を食べて森林を破壊するのも、エビを食べてマングローブ林を破壊するのも同類。

動物を食べるか、植物を食べるか、これは今後人口問題が苛烈になれば、先進国対発展途上国との紛争も含めて大きな問題になる。

やはりひとは節度をもった食生活をせねばならない。


趣味にも節度が必要なんだろう、多分。。





2013年1月10日木曜日

受動喫煙問題

今日の授業のタバコ問題で受動喫煙について触れることができなかったので。


多くの学生はタバコ問題の一つに受動喫煙を挙げていた。

自分が吸わなくても、バイト先でお客さんが吸っている煙を吸わされたり(職場での受動喫煙)、食事に行った際の(特に飲み屋での)仲間や横の客からのケムリ。

タバコを吸わないものにとって、他者のたばこの煙は本当にけむたい存在だ。

それは受動喫煙による健康被害だけに留まらない。

自分もそうだが、むせかえるし、横でタバコを吸われただけで料理がまずくなりいたたまれない。

服にも嫌いなタバコの臭いがしみつく。


先進国の中では日本はこの受動喫煙の問題に比較的寛容だったが(大人の事情とやらで政府の対策が遅れていただけ)、やっと最近は、分煙や公共施設内での禁煙が進んできている。

それでもなかなか、裁判に持ち込んで受動喫煙の害を訴えることは難しい。

先日、それでも受動喫煙で被害者の訴えが一部認められた。


「ホタル族」喫煙、賠償命令…階上女性が提訴



マンションのベランダで喫煙していた男性に対して、階上の女性が起こした訴えだ。
部屋の内部の家族に迷惑をかけないため外で吸っていたのだろうが、確かに外で吸えばそれでおかまいなしという訳にはいかない。

こうなると、どこで吸えばいいの?、となるが、

日本人はマナーがいいとされる割に、お酒の席での狼藉(心当たりのある人?)、タバコに関して、人への迷惑が許されてきた。

今後はそうはいかない。

非喫煙者から訴えられることを覚悟で吸うなら吸ってもらいたい、というのは時代の趨勢だ。

タバコに関しては、吸う人の吸う自由の主張ばかりが保護されてきたが、やっと風向きが変わってきたと感じる。



日本はそのぬるい政策のために、先進工業国中では極めて男性の喫煙率が高い。

訴訟大国アメリカではとっくの昔に、タバコ会社を相手取って喫煙者が勝訴している。

1998年には、州政府がタバコ会社にがん患者に対しての負担した医療費分の支払いを求めて訴訟を起こして、25兆円の和解金を勝ち取っている。

恐らく、日本もそうなっていくだろう。


タバコ問題は無邪気には扱えない。

身近な人をタバコで奪われたことのあるひとなら同じ思いであろう。

このタバコ問題をレビューした本を紹介する。

http://rikei-shikou.com/rikei-shikou-reviewNo.%200752.html

現代たばこ戦争 (岩波新書) (新書)

伊佐山 芳郎 (著)
これは「喫煙者」をやり玉にあげるものではなく(中毒性が高く一旦なるとやめにくい)、なぜ社会が喫煙者を再生産しているのか、をみんなで考えていく問題である。


衛宮切嗣、もうニヒルにタバコをふかしている時代じゃない
Fate/Zero

2013年1月9日水曜日

ネズミ同然

今回もサイズの動物学、『ゾウの時間 ネズミの時間』より。

小さい動物は1平方キロメートル当り沢山いそうだが、大きな動物は餌の問題があり、そう沢山は住めそうもないのは直感的に理解できる。

動物の大きさ(体重)と1匹が占める面積の間には正の相関があることが経験的に知られている。

その経験式に代入するとヒトの場合には、わずか1平方キロメートル当り1.4人しか住めないことになる。

これは1キロ四方に人が1.4人しか住んでないということ。

かなり、まばらな感じだ。

北海道の出身の友人(確か農家)が隣家まで1キロある、と言っていたがそんな感じか。


しかし、現実の日本の人口密度は338人。

つまり生物学的な最適値に比べて241倍も高い密度で人が住んでいることになる。
(これじゃあストレスが溜まるのも無理もないと諦めることにする)

こうなってしまったのは、人類が農業を手に入れたことに起因する。

人類の密度を増やすことに大きく貢献したところの農業は人類史上画期的な大革命だった。

日本でも農業が持ち込まれた弥生時代を境に人口が急増する。

それ以前の縄文時代には日本列島に人口は10万人程度しかいなかったので、人口密度はわずか0.28人/平方キロメートル。

それでなくても日本は山がちですめないところもあるから、農業がなければこの辺が上限だったのだろう。



話しを戻すと、

現在の日本の人口密度の338人という数字に当てはまる動物の重さは140 gというから、ネズミ程度。

つまり日本人はネズミと同程度の密集さで住んでいることになる。

ねずみさん


ちなみにモンゴルだと1.8人。

つまり、モンゴルではヒトが生態学的に見合う数住んでいることになる。

すがすがしい風景だろうな。

モンゴルで発行された切手(笑)







2013年1月8日火曜日

八頭身のあなたへ!

昨日は骨の重量が体重とどのような関係にあるかをみた。

今回は頭。

経験則として、動物の脳の重量は体重の3/4乗に比例する。


体が大きくなっても脳がその比例関係で大きくならないので、比率としては小さめになる。


指令系統に当る頭脳は体が小さかろうが削るわけに行かない。
(いかに人口の少ない村であろうとも一人は村長さんが要る)

大きい都市だからと言って市長が何人も必要な訳ではない。


つまり体の小さい動物では相対的に頭は大きくなる。



その反対に体の大きい動物では相対的に頭は小さくなる。



ネズミ頭の比率のキリンがいたらそれはそれでかわいいかもしれないが。




赤ちゃんも小さい動物。

頭の比率が大きい(八頭身の赤ちゃんは残念ながらいない)。



栄養が足りなかった戦中戦後に育った日本人も足が短く背が低かった。

内臓が詰まっている胴体は重要だから、栄養が足りないからと言ってそこを削ることはちょっとできない。

しかし、手足は多少短くても生きて行くことはできる。

スーパーモデルは無駄に(失礼!)手足が長い。


赤ちゃん体型、ガンダムのアッガイ

大人体型のアッガイ
やっぱり、アッガイは赤ちゃん体型がいいですね!