以前書いた、草食系の人へ、の続きで
今日は、肉食系のひとへ。
肉は美味だ。
なぜ肉は美味しいのか?
舌(味覚)は食べてプラスになるものに対して美味しさのポイントを与えてそれに対する指向性を持たせる。
肉を美味しく感じるのは、肉が栄養価が高いから。
確かに肉は植物とは違ってタンパク質や脂肪を豊富に含んでいるため、グラム数当りの栄養価が高い。
先日見た、植物細胞が液胞で水増しされて水ぶくれしているのに対して、動物細胞はぎっしりと細胞内成分が詰まっている。
動物は動かなくてはならないからできるだけ無意味な細胞成分(水でたぷたぷの液胞のような)はない方が良い。
その点、植物は動かないので、水ぶくれした体をもっていてもあまりデメリットにならない。
さて、我々がトウモロコシをそのまま食べた場合に比べて、トウモロコシをウシに与えてウシを食べた場合にはどのくらいエネルギー的にロスが生じるのであろうか?
高温動物は食べたエネルギーのほとんどを体温調節と動き回ることに回してしまうために、体になる栄養分はさほど多くない。
飼料効率とは1キロの穀物を与えた場合に何キロの肉になるかの割合をパーセンテージで表したもの。
ウシ 10%
ブタ 30%
トリ 45%
ウシは10%しか肉にならない。
トウモロコシをウシに与える罪深さが分かろう。
一方、ニワトリは優秀だ。早く大きくなる。
肉を食べるのならニワトリ!(鶏肉も美味しいし)
マクドが森林破壊を促進しているとか槍玉に上がるが、それはどこの国のどの産業も多かれ少なかれ同じことをしている。
マクドを好むアメリカ人を非難はできない。
日本人は海老を食べ過ぎるがために東南アジアのマングローブ林の破壊を助長してきた。
肉を食べて森林を破壊するのも、エビを食べてマングローブ林を破壊するのも同類。
動物を食べるか、植物を食べるか、これは今後人口問題が苛烈になれば、先進国対発展途上国との紛争も含めて大きな問題になる。
やはりひとは節度をもった食生活をせねばならない。
趣味にも節度が必要なんだろう、多分。。
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