2013年4月14日日曜日

こわい漢字(35)「宰」

主宰者、とは物事を司るものの意であり、「宰相」と云えば国を司る日本で云えば首相、総理大臣のことになる。

「宰」は「」と「辛」からなる。

」は祖先を祭る宗廟のこと。

この場合の「辛」は犠牲の動物を切る大きな包丁のこと。

宗廟で犠牲の肉を宰割するするものは、その家の家老であり、それを宰相と呼んだ。

そのため、「宰」はつかさどる、おさめる、という意味に用いられるようになった。


肉を切る、太刀を振るう者。

そう考えると、一国を司る首相が、時には非常に国民に大長刀を振るうのも本義にあっているということか(苦笑)

沖縄の基地固定化につながる決定をいとも容易く米国と合意する阿部政権の非情さには恐れ入る。

非情にならなきゃできないこともあるっちゃある

2013年4月12日金曜日

ブルース効果は何かに役立ってんの? (´・・`)


昨日の話の繰返しになるが、

ネズミのオスは交尾後に6時間はメスと一緒にて自分の臭いをメスに刷り込む。
それがないと、次にメスが不用意に別のオスの臭いを嗅がされてしまうと、折角交尾したのに、受精卵が子宮に着床できない。

それだけでなく、着床後も別のオスの臭いを嗅がされると流産してしまうこともその後、分かってきた。



では、メスがそのオスの臭いを忘れてしまったらどうなるのか?

それを検証するために、交尾後オスと6時間以上いっしょにさせたメスに神経毒を嗅がせて記憶を消去させた後に、その時のオスをあてがうという意地悪な実験を行った。

その結果、案の定、流産してしまうことがわかった。

つまり、オスのフェロモンを嗅ぐとメスが流産してしまうという反応はデフォルト(初期設定)であり、それが交尾後も一緒にいたオスである場合だけ起こらないように解除される。

ではこのブルース効果の適応的意義、合目性は何か?

オスのライオンが別のオスを倒してそのハーレムを乗っ取って新しいハーレムの主になると、前のオスとの間にできた子供は殺してしまう(ライオンの子殺し)。

これは、その新しいオスにしてみれば当然のこと。

せっかく乗っ取ったハーレムに、自分の遺伝子を持たない子供が育ったとしても全く自分にメリットはないし、逆にデメリットになるだけだから。

というのは、幼子に乳を与えている限りメスライオンの妊娠は妨げられるので、自分の子供をメスに宿すこともできないからだ。

メスにしたら自分の遺伝子を持った子供であるのに、その子殺しを黙って見守っているという話だ(切ない)。

ただ、メスにしても新しい主に早く順応する方がよい。

取り入って、第一夫人の地位を獲得するべく頑張った方が賢明だ。

ネズミの場合も、産んだところで新しいオスに殺される位なら、早めに流産した方がマシ(泣)、というのが、どうもブルース効果の合目性ではないかと考えられている。

悲しいね (;▽;)

『ぼくらの』のうつ展開
悲しいが好き


2013年4月11日木曜日

マジックタイム

オスはメスと違って、メスのお腹から産まれてくる子供が自分の子供であるとは限らない


そのため、一夫一婦制の場合には、つがいのメスに付き添うことによって他のオスが近寄らないようにガードすることになる。

一方、乱婚性の動物の場合には、オスはメスと交尾後に立ち去る。

しかし、あまり早く立ち去ると次のオスがやってきて、メスの受精のチャンスは次のオスにも巡ってくる(メスの膣内での精子競争になる)。

それは先につがったオスにしたら、困ったこと。

そのためには、つがった後にもメスのもとをしばらくは立ち去らないほうがよい、そう受精が完了する間は。

しかし、後から来るオスにとっては指をくわえてるだけかというとそうでもない。

もし、前に交尾したオスがたまたまそこを離れていた場合。

メスが前につがったオスと別のオスのフェロモンを嗅ぐと、受精卵が子宮に着床できずに妊娠が妨害される。

つまり、前のオスが不用意にメスから離れると、後から来たオスが前のオスの精子によるメスの受精を邪魔するというしくみ。

ブルースさんという人が見つけたため、「ブルース効果」と呼ばれる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ブルース効果

案の定、ブルースで画像ググってもプチとかが出てきただけ( ̄▽ ̄;)


ネズミの場合には、オスは交尾後に6時間はメスと一緒にいる必要がある。

そうでないと、メスに自分の臭いをちゃんと刷り込めない。

源氏物語の時代には、日本では男が女の元を夜だけ尋ねるという妻問婚(つまどいこん)が当たり前だった。

夜にでかけて朝方には後朝(きぬぎぬ)の別れ、とやらで帰る。

人間の世界にもマジックタイムってありそう(笑)

アニメの世界ではマジックより魔法そのものが溢れてる

ゲームしないが、魔法使いの夜、よさげです

2013年4月10日水曜日

フェロモンは氏より育ち

では、我々は自分と異なるMHC型のパートナーの臭いを嗅ぎ分けているのだろうか?

もちろん、自分のMHC型の臭いを知らなければ、異なるかどうか分からない。

自分の臭いくらいわかるんじゃね?

単純に考えればそうなる。

それを確かめるべく、下記のような実験が行われた。

ネズミが生まれると、別のMHCをもつ家系のお母さんに育てさせるというもの。

もし、自分の臭いを手掛かりにして、違うMHC型の臭いを判別しているのだとしたら、里子に出されたところで、結果は「ブレない」筈である。

しかし、実際にやってみたところ、結果は、お里の家系の臭いに左右されて、結婚相手を選ぶという興味深い結果になった。

つまり、自分が生まれ育った家庭の臭いで自分のMHC型を判別しているというわけだ。

流石にこれと同様な実験を人間を用いて行うわけにいかないので、まだヒトではどうなっているかは分かっていないが、多分、同様だろう。

氏より育ち!(^o^)/

はたらく魔王さま!
この4月からもブレずにこの路線でいきます!笑



2013年4月9日火曜日

MHC型と流産

前回までのおさらい。

我々(と言っても選ぶのは女子だが)は、フェロモンを手掛かりして、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)型の異なる相手を知らず知らずのうちに伴侶に選ぶ傾向がある(実際に夫婦を調べたところ)。

しかし、このフェロモンを手掛かりによるMHC型の判別は残念ながら万能ではない。

実際に、MHC型の似た者夫婦も存在する。

で、そうなると実際に生まれてくる子供は似た様な(バラエティーの少ない)MHC型の遺伝子しか持たないため病気に弱くなる。

しかし、このMHC型の似た者夫婦にはさらに悪いことがあることが判明した。

それは流産。

それが知られるようになったきっかけは人工授精。

何度人工授精をやっても子供ができないカップルがいて、これを調べたところ、MHC型の似た者夫婦であることが分かった。

その後、自然出産においても、MHC型の似た者夫婦では流産が多いことが分かった。

つまり、MHC型が似ている夫婦は妊娠しにくい。

なかなか、子供ができないというご夫婦は似たもの夫婦過ぎるのかもしれない。

似た者すぐるw

2013年4月8日月曜日

フェロモンは微量で効く!(^o^)/

嗅覚には二系統ある(前回の続き)。

(1)自覚できる臭いを嗅ぐための嗅覚系(嗅上皮嗅覚系)通常の臭い用

(2)自覚できない臭いを嗅ぐための嗅覚系(鋤鼻嗅覚系)フェロモン用


自覚できる(1)の臭いに較べて、自覚できない(2)フェロモンはとても微量で脳に感知される。

これまでに調べられた、ネズミのフェロモン、ファルネセン(思春期を早める)やヘプタノン(発情期間を伸ばす)に関しては、

10の-11乗モルの濃度で感知される(これは数十ピコモルという濃度)。

一リットル中の空気中に0.000000002グラム(2ナノグラム、と言われてもピンと来ない)しか含まれていなくても感じられる。

一方、(1)の自覚できる臭いの方は、

10の-6乗モルというから、その10万倍濃くないと作用しない(臭わない)。

このようにフェロモンは、極微量で相手の脳に働きかけることができる。

それも相手に気付かれずに脳に働きかけ、それによって自分に従わせることができる。

フェロモンが怖いのはそこ (^ ^;

もしかしたら、知らず知らずのうちにフェロモンによって、まるで魔法をかけられたように他者に操られていることがある。

フェロモンの研究がいずれ進めば、他人をフェロモンで自由に操れるようになるのも夢じゃない(笑) (・∀・)ノ

絶テン
途中から毛色が変わった件笑

2013年4月7日日曜日

こわい漢字(34) 自分の名前の漢字の成り立ち「丑」

ここのところ週末に採上げている漢字の話は『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』(小山鉄郎著、共同通信社、¥1,050)からのもの。廉価版(¥420)で新潮文庫からも出ている。

とにかく、こわいかどうかはともかく、普段日本人が何気無く使っている漢字が古代中国殷の風習に色濃く立脚しているものであることは知っていて損はない。買いの一冊だ。


この本を読んで、さらに漢字が知りたくなったら、上記の本のネタ本になっている『新訂 字統(普及版)』(白川静著、平凡社、¥6,300)、少々値は張るが、この値段でこの知識量は安い。



自分の名前の漢字の由来くらいは知っておきたいと思うのは、自分ばかりではないだろう。

自分の苗字に使われている「丑」だが、これはこの本を読まなければ死ぬまで知ることはなかったであろう。

これは、丑年とかに使われる「丑」は「牛」とは何ら関係ない由来をもつ。

そもそもが、十干十二支(干支)で使われている漢字は、古代中国殷で干支の制度を作る際に、記号として漢字が選ばれたに過ぎない。

しかし、なぜ12の漢字、子丑寅卯が選ばれたのかという経緯は伝わっていない。
何か理由があるはずだが。

そして、十二支に動物の呼び名を当てるよう(多分より親しめるように)になったのは、殷よりずっと後代の秦の時代。

だから、なぜねずみが「子」なのか詮索しても意味がない。

http://ja.wikipedia.org/wiki/干支


さて、この「丑」であるが、爪を立ててものを強く握っている手の形。
牛とは全く無関係。


これを知ると、昔から疑問に思っていた、なぜ、「紐(ひも)」の字に「丑」が使われているかも腑に落ちた。


「紐」は組紐のことを指し、指先に力を入れて糸を寄り合わせて組紐に編んだもの。



更には、「鈕(つまみ)」(金属の蓋や印璽の取手部分のつまみ)も、指先に力を入れてつまみ上げるところからきている。

という関連した字までを総体的に理解できる。

今や、様々な電子機器で簡単に漢字が召喚できる世の中になった。

漢字に関して、以前より身近に感じることも可能である。

しばらく、まだこの漢字についてのシリーズも続ける。



最後にアニメを紹介するコーナーも続けるw
春アニメも始動したが忙しくてチェックができていない件


(一応初回だけは見ておく、リストメモ)
断裁分離のクライムエッジ
RDG レッドデータガール
カーニヴァル
はたらく魔王さま!
銀河機攻隊 マジェスティックプリンス
DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION
惡の華
絶対防衛レヴィアタン
進撃の巨人
機動戦士ガンダムSEED DESTINY HDリマスター
刀語(再放送だけど大好きなので見る)
革命機ヴァルヴレイヴ