2013年4月7日日曜日

こわい漢字(34) 自分の名前の漢字の成り立ち「丑」

ここのところ週末に採上げている漢字の話は『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』(小山鉄郎著、共同通信社、¥1,050)からのもの。廉価版(¥420)で新潮文庫からも出ている。

とにかく、こわいかどうかはともかく、普段日本人が何気無く使っている漢字が古代中国殷の風習に色濃く立脚しているものであることは知っていて損はない。買いの一冊だ。


この本を読んで、さらに漢字が知りたくなったら、上記の本のネタ本になっている『新訂 字統(普及版)』(白川静著、平凡社、¥6,300)、少々値は張るが、この値段でこの知識量は安い。



自分の名前の漢字の由来くらいは知っておきたいと思うのは、自分ばかりではないだろう。

自分の苗字に使われている「丑」だが、これはこの本を読まなければ死ぬまで知ることはなかったであろう。

これは、丑年とかに使われる「丑」は「牛」とは何ら関係ない由来をもつ。

そもそもが、十干十二支(干支)で使われている漢字は、古代中国殷で干支の制度を作る際に、記号として漢字が選ばれたに過ぎない。

しかし、なぜ12の漢字、子丑寅卯が選ばれたのかという経緯は伝わっていない。
何か理由があるはずだが。

そして、十二支に動物の呼び名を当てるよう(多分より親しめるように)になったのは、殷よりずっと後代の秦の時代。

だから、なぜねずみが「子」なのか詮索しても意味がない。

http://ja.wikipedia.org/wiki/干支


さて、この「丑」であるが、爪を立ててものを強く握っている手の形。
牛とは全く無関係。


これを知ると、昔から疑問に思っていた、なぜ、「紐(ひも)」の字に「丑」が使われているかも腑に落ちた。


「紐」は組紐のことを指し、指先に力を入れて糸を寄り合わせて組紐に編んだもの。



更には、「鈕(つまみ)」(金属の蓋や印璽の取手部分のつまみ)も、指先に力を入れてつまみ上げるところからきている。

という関連した字までを総体的に理解できる。

今や、様々な電子機器で簡単に漢字が召喚できる世の中になった。

漢字に関して、以前より身近に感じることも可能である。

しばらく、まだこの漢字についてのシリーズも続ける。



最後にアニメを紹介するコーナーも続けるw
春アニメも始動したが忙しくてチェックができていない件


(一応初回だけは見ておく、リストメモ)
断裁分離のクライムエッジ
RDG レッドデータガール
カーニヴァル
はたらく魔王さま!
銀河機攻隊 マジェスティックプリンス
DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION
惡の華
絶対防衛レヴィアタン
進撃の巨人
機動戦士ガンダムSEED DESTINY HDリマスター
刀語(再放送だけど大好きなので見る)
革命機ヴァルヴレイヴ


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