2013年4月9日火曜日

MHC型と流産

前回までのおさらい。

我々(と言っても選ぶのは女子だが)は、フェロモンを手掛かりして、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)型の異なる相手を知らず知らずのうちに伴侶に選ぶ傾向がある(実際に夫婦を調べたところ)。

しかし、このフェロモンを手掛かりによるMHC型の判別は残念ながら万能ではない。

実際に、MHC型の似た者夫婦も存在する。

で、そうなると実際に生まれてくる子供は似た様な(バラエティーの少ない)MHC型の遺伝子しか持たないため病気に弱くなる。

しかし、このMHC型の似た者夫婦にはさらに悪いことがあることが判明した。

それは流産。

それが知られるようになったきっかけは人工授精。

何度人工授精をやっても子供ができないカップルがいて、これを調べたところ、MHC型の似た者夫婦であることが分かった。

その後、自然出産においても、MHC型の似た者夫婦では流産が多いことが分かった。

つまり、MHC型が似ている夫婦は妊娠しにくい。

なかなか、子供ができないというご夫婦は似たもの夫婦過ぎるのかもしれない。

似た者すぐるw

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