2013年4月7日日曜日

こわい漢字(33)「新」と「親」

「新」にも大針の「辛」の字がこっそりと入っている。

「新」は「辛」、「木」、「斤」からなる。

親が亡くなると今でも位牌を作る。

その位牌をつくる木を決める際に、「辛」を投げてそれが刺さった「木」を「斤(おの)」で切りだして新しい位牌を作るので、「新」。

親が死んで、新しい、とはちょっと強引すぎる (^ ^;



そのようにして、選ばれたものが御神木であり、祭の際の焚火の「薪」にも使う。

そして、その「親」だが、その新しい位牌をじっと見て拝んでいる形。




位牌から「親」の字が作られていたとは、いやはや(苦笑)

失ってから気付く、親の恩。


位牌を眺めて親を想い出すのは古今東西を問わず、か。



アニメなら強引な展開はもはや常識w

2013年4月5日金曜日

一番最初に見つけられたのは蚕のフェロモン

脳波に影響を与えるフェロモン、一番最初に同定された物質はなんと、カイコ蛾のフェロモン、ボンビコール。




昆虫のメスはフェロモンを放出して遠くのオスを惹き付ける。

オスはその触角でその揮発性の物質を捉える。

フェロモンはとても微量で良く効く。

逆に言えば、フェロモンを動物から集めてその構造を決めようとしても、そう簡単には量が集らない。

ではなぜ一番最初に構造が決定されたのがカイコのフェロモンだったのかというと、

カイコは飼育されていて大量のカイコを容易に調達できるからだ。

その時使われたカイコの蛹の数はなんと50万匹、2トン、日本産のものが使われた。

送られた先は、ドイツ。

その結果、精製されたボンビコールの量はたったの12 mg。

それに要した年数、22年!


人間さん、お疲れ様ですぅ!
人類は衰退しました

2013年4月4日木曜日

フェロモンは香らない

よく勘違いされていることなのだが、

フェロモンを嗅いでもそれを主観的に認識することはできない。

つまり、いい匂い、嫌な臭い、というようには感じられない。

しかし、脳はそれに反応する。つまり本能には刺激がいくのだ。

この人はわたし好み! と言う具合に。

それを示す具体例、実験例。

ドイツの大学で大学生(異なる免疫型であるMHC型の人間を集め)を被検体として行われた実験。

自分の脇の臭い、他人の脇の臭い、を嗅ぎ分けられるか、という実験 (*^ω^*∩

結果は、

嗅ぎ分けられなかった。

しかし、脳波は自分の臭い時だけ、異なる脳波を示した。

つまり、明確な違いを脳は感じているのだ。

実は嗅覚には二系統ある。

(1)自覚できる臭いを嗅ぐための嗅覚系(嗅上皮嗅覚系)

(2)自覚できない臭いを嗅ぐための嗅覚系(鋤鼻嗅覚系)

人類は他の動物に較べて(2)は退化しているが、まだまだ使えるレベルにはある。
がんばれ、人類!(笑)

人類は退化しました
欲しい、この妖精さんクリアファイル

2013年4月3日水曜日

夫婦の相性は匂いで決まる (・∀・)ノ

昨日の続き。

では、実際に夫婦になっているカップのMHC型(主要組織適合遺伝子複合体)は本当に離れているのか?

という当然の調査があった。

勿論、いつもベストのカップルが出来上がっている訳ではないし、それ以外にも選ぶ観点はあるだろうし、MHC型が本当に離れているとは限るまい。

しかし結果は、ランダムに伴侶を選んだ時のMHC型の同異と較べて、統計的に有為にMHC型の異なるカップルが多かった。

つまり、我々はMHC型の似ていない恋人を知らず知らずのうちに(伴侶に)選んでいる、それも恐らくは匂いを手掛かりにして。

これは、子供の免疫力を高めようとする本能でそうしていると解釈できる。

そして、女性の方が相手をそれこそ「嗅ぎ分け」ているのだ (*^ω^*∩

良アニメを嗅ぎ分ける力!(笑)

2013年4月2日火曜日

男は女性のにおいで相性を判断できるか?

昨日から新年度。

気分一新、新章突入。

今回は「におい」の話。
山本大輔著『恋愛遺伝子』からの話題。
(註:恋愛遺伝子でググったら大変なことに笑)


帯文に書かれている「HLA」というのは昨日登場したMHC(主要組織適合遺伝子複合体)と同じもの。

主要組織適合遺伝子複合体(Wikiより)
ヒトのMHCはヒト白血球型抗原 (HLA) と呼ばれる糖タンパクである。このMHC分子は抗原提示を行うことで細菌ウイルスなどの感染病原体の排除や、がん細胞の拒絶、臓器移植の際の拒絶反応などに関与し、免疫にとって非常に重要な働きをする。

そのMHCとにおいが関係していて、女性は自分とMHC型の離れた男性をにおいで判別している、というのが昨日の話。

ここで、補足。

逆の実験が行われたかどうかは書かれていなかったが、恐らくはやられたとしてもポジティブな結果はでないであろう。

つまり、男性が、MHC型の離れた女性をにおいで判別できるかという実験。

このブログで何度となく繰返しているが、

動物の場合には、女性に男性を受入れるかどうかの権限が付与されている。
(植物の場合にも、その花粉を受入れるかどうかは雌蘂が決める)

女性の残せる子孫の数が少ないことと子育ての過重が大きいことにより、男性を厳選して受入れるようにプログラミングされている。

女性の子を残す基本戦略は「量より質」。

それに対して、男性の戦略は「質より量」になるために、女性程には異性を厳しく厳選しない。

つまり、においでMHCの判別をするなどという面倒な機能は男性には備わっていなさそうだ。

その証拠に、「お父さんって臭い」と言う娘さんはいても(可哀想だから少なくとも面と向かって言わないであげて下さいね、笑)、「お母さんって臭い」という息子が多いという話は寡聞にして知らない。

女性の方々、くんくん嗅いでどうぞ厳選したよい商品をお買い上げ下さいまし(笑)


『刀語』、絵柄は奇異だが試食を勧めます(・∀・)ノ
4月よりノイタミナ枠で再放送!
錆白兵との一戦は見たかった(笑)


臭いが教えてくれる血縁度

MHC(主要組織適合遺伝子複合体抗原)は動物の細胞表面上に存在するタンパク質。

免疫細胞が自己、非自己を認識する際にこのMHCが手掛かりとして使われる。

また逆に、MHCは免疫力にも関係する。

http://ja.wikipedia.org/wiki/主要組織適合遺伝子複合体


免疫力の異なる遺伝子を持っていると、病原菌に対して多様性をもてることになる。

そのため、遺伝子(血脈)の離れた人と結婚してできた子供は両親から異なるMHC遺伝子を受け継ぐことになるので、病気にかかりにくくなる傾向がある。

逆に、近い遺伝子(血脈)の人同士が結婚しても、免疫力の観点から言ってあまりメリットがない。

勿論、人間は習慣や法律で近親婚を避けるようにできているが、もし男女の兄弟が別々に育って、その後知り合って、お互い惹かれ合ったら、、、というような展開は起こらないのだろうかと、心配になる。

しかし、大丈夫!

臭いが近いMHC遺伝子を見分ける手掛かりになっている。

スイスのベルン大学で行われた実験。二晩男子学生に同じTシャツを来てもらって、それを女子に嗅いでもらう、というもの (^-^;

その結果、MHC型の近い男性ほど臭いをマイナスに感じ、遠い男性ほどプラスの評価を下だすことが明らかになった。

つまり、MHC型が似ていない男性に女性は惹かれる、ということ。

よく、お父さんが臭い、とかいう女子学生、あなたの鼻は正常です!(笑)

昭和の香り、坂道のアポロン (・∀・)ノ

2013年3月31日日曜日

プラチナデータ

今日、『プラチナデータ』を観た。


DNAが全てその人間の全てだ、という考えを前提にこの映画(原作は東野圭吾)は作られている。

これは正しいか?

もちろん、正しくない。

DNAから犯人の性格が分かるかというと、敢えて分からないといおう。

それは性格に関しては、後天的に影響を受ける部分が大きいから。

飼い犬は飼い主に似る、という諺はその通りで、

神経質な親に育てられたら、神経質な子供が育ちやすいし、
おおらかな親に育てられたら、おおらかな子供が育ちやすい。

その際に、DNAにどのような影響が及ぼされているかはよく分かっていない。

DNAへの影響、というのはDNAの配列が変わるのではなく、DNAとDNAが巻き付いているヒストンタンパク質がアセチル化やメチル化という修飾が行われている、かどうかということ、

それらの修飾により、遺伝子の発現が異なってくる。

それがエピジェネシスと呼ばれる現象。

持っていても使われないと、その遺伝子はないことになる。

そういうことは普段、よく分化された細胞でみられる。

同じ細胞と言えば、毛母細胞が眼球を作るタンパク質は作っていない。


ただ、全国民のDNA情報があれば犯罪者が摑まりやすくなることはない。

しかし、そういう社会に住みたいか、という問題は別問題である。

刀語、ノイタミナ枠で4月11日から!!
再放送だが再放送かどうかは別問題、面白いものは面白い。