2013年4月2日火曜日

臭いが教えてくれる血縁度

MHC(主要組織適合遺伝子複合体抗原)は動物の細胞表面上に存在するタンパク質。

免疫細胞が自己、非自己を認識する際にこのMHCが手掛かりとして使われる。

また逆に、MHCは免疫力にも関係する。

http://ja.wikipedia.org/wiki/主要組織適合遺伝子複合体


免疫力の異なる遺伝子を持っていると、病原菌に対して多様性をもてることになる。

そのため、遺伝子(血脈)の離れた人と結婚してできた子供は両親から異なるMHC遺伝子を受け継ぐことになるので、病気にかかりにくくなる傾向がある。

逆に、近い遺伝子(血脈)の人同士が結婚しても、免疫力の観点から言ってあまりメリットがない。

勿論、人間は習慣や法律で近親婚を避けるようにできているが、もし男女の兄弟が別々に育って、その後知り合って、お互い惹かれ合ったら、、、というような展開は起こらないのだろうかと、心配になる。

しかし、大丈夫!

臭いが近いMHC遺伝子を見分ける手掛かりになっている。

スイスのベルン大学で行われた実験。二晩男子学生に同じTシャツを来てもらって、それを女子に嗅いでもらう、というもの (^-^;

その結果、MHC型の近い男性ほど臭いをマイナスに感じ、遠い男性ほどプラスの評価を下だすことが明らかになった。

つまり、MHC型が似ていない男性に女性は惹かれる、ということ。

よく、お父さんが臭い、とかいう女子学生、あなたの鼻は正常です!(笑)

昭和の香り、坂道のアポロン (・∀・)ノ

0 件のコメント:

コメントを投稿