2013年11月5日火曜日

3:4:3の法則

先日のつづき

アリのコロニーを観察し、よく働くアリと働かないアリを選り分けた。

「よく働くアリ」だけの集団と、「働かないアリ」だけの集団に分けて観察すると、「よく働くアリ」の集団なのにもかかわらず、その中に働かないアリが出現した。

逆に「働かないアリ」集団内によく働くアリが出現した。

この原因は、「よく働くアリ」集団、「働かないアリ」集団の中にも「反応閾値」の違いがあったと考えられる。

「働かないアリ」だけになると、誰も餌を集めてこないものだから、仕方ない、オレが働くかと、重い腰をあげて働くものと考えられる。

しかし、その中にあってもやっぱり働かないツワモノがいる。

同様に「よく働くアリ」だけになると、みんなやってくれるならオレは休んどこう、と、なる。

つまり、自然界では、よく働くアリ(ハチ)が過労死や事故や病気で死んでも、次に反応閾値が高い個体がちゃんとその穴を埋めてくれる。

これはアリばかりではない、我々人間の集団でもよく知られる経験的現象である。

どんなにすばらしい会社でも全員がすばらしい業績を上げているわけではない。

「3:4:3の法則」
ある集団内にはよく働く者は3割、普通が4割、働かない者が3割いる。「よく働く」は「モチベーションが高い」、「業績がよい」と言い換えてもよい。

では、集団からダメ集団の3割を除いたら、この会社の業績はよくなるのかというと、またその集団からダメ集団が3割生じてしまう。

オレよりダメなやつもいるというのが心の支えになっていたのに、そのダメ集団が一挙に馘を切られて自分がドンケツになれば、急に心が折れてやる気が失せてしまい業績が低下する(´・ω・`)もしくは、一人くらい怠けるやつがいてもいいじゃね、となるか。

逆に、できるやつばかりいる集団のドンケツで働くのはモチベーションが上がらないが、できるヤツがいなくなれば、トップをとるのも夢じゃない、となり俄然やる気も出る!(・∀・)ノ もしくは、あいつの穴はオレが埋めるしかないか、と渋々でもやる気を出す。


ダメなヤツと陰口を叩かれているあなた!

あなたは、ちゃんと他の人の心の支え、集団の役に立っています(^-^)

アニメの質も3:4:3くらいか、
いやそれより低いかw

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