2014年1月11日土曜日

女性っぽい顔立ちの男性の方が女性に好まれる(2)

きのうのつづき。

繰り返しになって申し訳ないが、

男性の平均顔を

(1)何段階かに男性っぽくしたもの

(2)何段階かに女性っぽくしたもの

をコンピューター上でつくり、女性に見せて好みを聞いた。

その際、女性に月経周期のどの局面にいるかも併せて訊ねた。

すると、

(1)日本人の顔に対して
非排卵期の女性は、平均で20%女性化させた顔を選んだが、

排卵期の女性は、平均で8%女性化させた顔を選んだ。

(2)コーカソイドの顔に対して

非排卵期の女性は、平均で17%女性化させた顔を選んだが、

排卵期の女性は、平均で7%女性化させた顔を選んだ。


どちらの場合も、排卵期の女性はより男性味の強い顔を好む。

排卵期、妊娠しやすい時期には、より男性ホルモンの多そうな逞しいマッチョな男性を選ぶが、そうでない時期には逆にそういう男性を避けるというのが面白い。

男性ホルモンの多い男性の遺伝子は欲しいが、一緒に家庭を持って子供を育てるパートナーとしては男性ホルモンの少なめな浮気しそうもない誠実な男性がいい、ということか。

それにしても、平均顔を男性化した顔はどの場合にも選ばれなかった。

なぜ、女性的な顔が好まれるのか?

先日も言及したように、子供っぽい(若い)異性を好むという人類の特性が人類を生み出されてきたとも考えられている(ネオテニーによる進化)。

これが、女っぽさ(子供の特性をより残している)を選ぶということに通じているのではないか、と竹内は考えている。

これの究極が、ほんまもんの女性が男装しているオスカル(ベルバラ)だ。

宝塚が女性に人気があるのも、これが理由なのだ、と。



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