2013年7月11日木曜日

やっぱり、ミトコンドリアが諸悪の根源か?

ミトコンドリアから常に活性酸素が漏れ出して、それが細胞内成分を傷つけることで細胞の老化が進むと考えられてきた。

それを証明するような実験がなされた。

過酸化水素(H2O2)を消去する酵素であるカタラーゼが細胞中でたくさんつくられれば活性酸素が減る、そしてそれによるダメージが減る、最終的に寿命が延びるはずである。

実際に遺伝子工学で、カタラーゼがたくさんつくられるように遺伝子操作されたマウスがつくられた。

あの人気者のネズミも長寿
多分、遺伝子操作されてる

その際に、ミトコンドリアが活性酸素の発生源であるのだから、そのミトコンドリア中のカタラーゼを増やしてやれば効果的なはずであると研究者は考えた。

たしかに、ミトコンドリア中のカタラーゼを増やしたマウスはなんと、20%長生きになった。

ヒトで言えば、80才で死ぬはずの人が96才まで生きられるようなもの。

一方、細胞の他の場所、核の中、もしくはペルオキシソーム(ここでも活性酸素が常時発生している)でカタラーゼを増強してやったマウスでも寿命がのびたが、延びは10%と、ミトコンドリアカタラーゼほどではなかった。

つまり、ミトコンドリアでの活性酸素の量を効果的に下げられれば、老化が抑制されることがマウスで示唆された。


人間では遺伝子操作は無理だが、抗酸化物質(カテキン)を適切に補給することでミトコンドリアでの活性酸素を効率よく低下させれば、老化は抑制されよう。

しかし最近、活性酸素を直接消去するタイプではなく、別のタイプのアンチエイジング剤が見つかってきている。

(つづく)


彼我木輪廻、350歳
刀語

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