2013年7月22日月曜日

小言幸兵衛の必要性

先日の公共財ゲームとただ乗り防止のつづき。

人類はただ乗り防止のために、それに対する「憤り」という感情を進化させた。

例えば、ニュースでよく採上げられる、給食費未払い問題、NHK受信料未払い問題、それに脱税。

我々は、それらの人に対して強い憤りを覚えるようにできている。

我々が協力するのは、公平性が担保されているからであり、抜け駆けをしたりただ乗りをする「不正」に対しては憤ることで、相手へ報復しようという感情をさらに生み出す。

これらの感情は実はとても大事で、相手の次の不正を防止することになる。

これは協力体制を維持し続けるために必要である。

つまり、他人の不正に憤る人は集団にとっては大事である。

いちいち、そんなことで目くじら立てなくとも…、というようなきっちりしている人が実は大事ということ。

憤るにもエネルギーがいるから、普通の人はどうしてもその不正を見過ごしてしまうことも多い。

現代社会は、人間関係が希薄になって、他人になかなか注意できない。

自分が天に代わって悪を裁く!、くらいの気概をもっている人は貴重(笑)

ということで現代にも、小言幸兵衛(こごとこうべえ)は必要。

小言幸兵衛(落語の演目)



http://www.youtube.com/watch?v=hh4HwZZ800U


家主で幸兵衛さん、のべつまくなしに長屋を回って小言を言っているので、あだ名は「小言幸兵衛」。細かいことにうるさい家主で、訪れた店子希望者にまで何かと説教を垂れて追い返してしまうという本末転倒ぶり。その日も、豆腐屋だという男が店を借りに来たものの…(続きはどこかで是非どうぞ、笑)


報復のやりすぎに注意しましょう
ガンダム00

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