2013年6月20日木曜日

女性は結婚後もなぜ夫と会話を楽しもうとするのか?

昨日の続き。

男性は意中の異性を射止めるまではその言語能力をフル活用するが(勿論それ以外にもいろいろと努力する)、射止めてしまった後はその努力を怠るようになるように進化してきた、という話。

一方、女性はステディな関係になった後でも会話を楽しもうとする。

これはなぜか?

オスはいったんメスを妊娠させた後には、別のメスのもとに向かおうとする。

このオスの新規探索本能は非常に古い本能なので、ヒトが一夫一妻制を採用するようになった後も男性のこの本能は燠火(おきび)のように心の中に燻り続けている。

隙あれば別の女の元に走ろうとする男を引き止めねばならない。

人間の子供があまりにも未熟で生まれてくるために、どうしても子育てに夫の手助けが必要なため、ヒトは一夫一妻制を採用している。

もし男性の心をうまいこと長くつなぎとめることのできた女性は、子育てをうまく成功させて、その子孫をふやしたであろう。

では女性はどのようにして男性を繋ぎ止めようとしたのか。

そのヒントが『アラビアンナイト(千夜一夜物語)』にある。



妻の不貞を見て女性不信となったシャフリヤール王が、国の若い女性と一夜を過ごしては殺していたのを止めさせる為、大臣の娘シェヘラザードが自ら王の元に嫁ぐ。そしてシャハラザードは千夜に渡って毎夜王に話をしては気を紛らわさせ、終に殺すのを止めさせたという物語。話が佳境に入った所で「続きはまた明日」とシャハラザードが打ち切る為、王は次の話が聞きたくて別の女性に伽をさせるのを思い留まり、それが千夜続いたという。

そう、巧みな会話は女性が長く男性の心を繋ぎ止めるのに有効である。

女性が会話上手に進化した一因はここら辺にあるのではないか、という一席。

心を繋ぎ止められてしまうものは多けれど
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