2013年6月25日火曜日

予測不能な出来事を記憶する

昨日の続き。

変幻自在の才は、生物が捕食者から逃げる際の生き抜く振舞として重要であることを述べた。

ただ、捕食者もそうやすやすとそれを許す訳ではない。

脳はある程度予測ができる機械であるから、次の瞬間、外界で何が起こるかについて予測する。

例えば、歩きスマホで向うから知り合いがやってくる。

自分のことにはまだ気がついていない。

声をかけようか。

やあ、と声をかければ、よう、久しぶり、と会話が始まるだろう。

と。

しかし、その予測モデルから外れることが起こった時には注意が払われる。

次の瞬間、彼が画面から顔をあげて泣き出したら…

先生が生物の授業中に急にアニメの講義をし始めたら…
(それは予測可能、と言われても困るが)。

予測が外れて起こることは注意をひく。

そして注意は、
①その予想と違う事象に自分の行動を修正する。
②予測モデルを修正する。
という2つの学習を行わせる。

これは生物が生きていく上で決定的に必要であり、この2つの学習とも予測が外れた際にはそれを驚きを持って記憶することで成り立っている。

刀語のラストは予測不能だった、驚き!
記憶しました(・∀・)ノ

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