2013年12月10日火曜日

ヒトとガガンボモドキのレイプ

きのうのつづき

ソーンヒルはガガンボモドキのオスメスの交尾の研究をしていた。

そこで見つけたのが次の現象。

メスにプレゼントする餌がとれないオスは、最後の手段としてメスをレイプ(メスの同意を経ない力ずくの交尾)した。

レイプは恵まれないオスの最後の手段なのだ。

その後、ソーンヒルはこの現象に興味をもち、これがヒトでも認められるのか調べた。

結果、人間の場合でも状況は同じだった。

レイプ犯の多くは、
1. 若く(まだ財産も少なく)、
2. 社会的にも恵まれず、
3. ルックスにも恵まれず、
正攻法では女性を獲得することは難しい状況の者が多かった。
(こういう人が必ずレイプするというわけではない、もちろん)。

被害に遭った女性の多くは、最も妊娠しやすい年齢の20代半ばである。

それは、レイプの生物学的目的が、女性を妊娠させることにあるという事実を改めて示唆する。

ちなみに、男が結婚相手の理想としているのはもう少し若い年齢となるが、それはこれからたくさんのこどもを持続的に産んでもらうためである。
(レイプは持続的には行われないから)

ここまではソーンヒルさんの研究だが、ここで私からの質問。

なぜ、多くの動物のオスはレイプをしないか?

レイプによって失うものがあり、それとのプラマイを考えてレイプするかどうかを考えているはず。

人間社会なら、レイプ後に捕まればそれ相応の社会的制裁を受ける。

では、ガガンボモドキ社会では?

だれが以前、レイプしたのかはわからない。

レイプしようとした、メスに手ひどく痛めつけられない限り、オスはレイプした方が得である。

おそらく、レイプしようとするガガンボモドキにも何らかのペナルティーがあるのであろう。誰か研究してくれ。

アニメをみる年齢も20代半ばがピーク?

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